アイデア型産業
サイエンス型産業、というものがあります。遺伝子の分析やナノ素材の開発など、サイエンスとインダストリーの距離が近いものです。大学発ベンチャーの創出要因の研究をしていたMOTの院生時代にこの概念を知りました。科学と産業の距離が近いものだと、ハイテクスタートアップス ー 大学等発ベンチャー ー は収益化の可能性が高く生存確率が高い、と。
この概念の転用で、アイデアと産業の距離が近いもの、を、アイデア型産業といいたい、と思います。ずっと前に、もしあるならば、アイデア型産業は具体的なんだろう、と思っていました。
アイデアプラントに相談を寄せていただく企業さん、カジュアルなブレストに読んでもらえる企業さんから、少し分かってきました。
業界としては違うかもしれないけれど、一部の企業はアイデア型産業に発展を遂げつつある、そういう産業ですが、と、前置きして述べますと、
・印刷
・文具
・WEBサービス、システム開発
・広告
・ゲーム
・漫画
あとは、TRIZ手法系のニーズで、素材、精密機械、系があります。
最後の素材、精密機械を除くと、共通するのは、「学生たちに馴染みのある産業であること」と、「製品あたりの特許取得数が、比較的少ないこと」があげられます。この二条件をもとに探せば、まだ、ありそうです。