ポスト・イットラベルシールで生産的にする工夫
強粘着のポストイット。(正しくは、”ポスト・イットラベルシール”という名称です)
この製品は、3MグループとなったA-oneのラベル製品にあるのですが、私はこの「しっかりついて、きれいにはがせる」性質がとても気に入っていろいろと使っています。
まず、携帯電話。
電話を切った後、相手と約束したことを、さっとメモします。歩きながら携帯電話で打ち合わせをして、その時に約束したことを、さっとメモしておきます。これは手帳を取り出すひと手間を惜しむような場面では、かなり有効です。歩きながら書くので文字は汚いですが、幸い悪筆なので、人に見られても判読できない効能もあります。自慢できたことじゃないですが。
裏面はこんな感じ。
裏面は、後に電話する相手と話したいことをさっとメモしておきます。
■急いで伝えたいのでかけた
↓
つながらない
↓
後でかけるのを忘れる
■相手に着信を残した
↓
折り返しかけてきてくれた
↓
何を言おうとしたか忘れた
■会議中、電車中、かけたい用件ができた
↓
なかなか、その場が終わらない
↓
終わった直後は、他の事を考えて忘れた
そういうことは誰しもあります。
こういう時に、電話の裏面にはったポストイットに、「誰に」「何を」をメモしておきます。終わったら消し込みます。
仕事の事なら、秘密もあるので、人に見られて分かるように社名・案件名を書いてしまうのはまずいかもしれませんので、略記で書いたりしています。
これをするようになってからは、「かけた後の折り返しを待つ時間」というストレスが非常に軽くなりました。覚えておかないといけないことがあるのは、人間ストレスなので、早く話したいという欲求がありますが、思い出しのヒントになるものをここに預けてしまえば、後は、他の事をしても大丈夫、と安心できますので。
今後は用途が大きく違いますが、ボタンの誤作動を無くす工夫です。
震災からずっと身の回りに、ライトを持っていますが、大きい物は持ち歩かなくなりますので、ボタン電池LEDタイプの読書灯をもっています。
これは小さいながらも3時間ぐらいはかなりの明るさが出ます。ただ、どうしてもポケットの中で、スイッチ(下のでっぱり、普通はピンクの帯はついていない)をいつの間にか押してしまって、電池が減っている、ということがありました。ボタンを気にしてもっているのもストレスなので、誤作動をさせないようなロックでもつけてほしいよなあと、思っていました。
そこで、そこに細長い短冊に切った強粘着ポストイットを張りました。
長さ6センチ幅3ミリぐらいの帯をくるくると、3巻くらいしたところ、ポケットの中でかってスイッチが入ってしまうことは皆無になりました。剥がせば使えますし、とっさの緊急時には無理やり押し込めば粘着力にうちかってボタンを押すこともできます。
最初はロック機構を自作で付けてしまおうかとも思っていたのですが、このやりを試してとても調子がいいので、このやり方を採用しました。
それから、PC画面の一番目に付くところに、メモを張る、という使い方もしています。
直時の前までやっていた仕事、それを帰ってきたらすぐにやりたいし、未来の自分にやらせたい、けれど、いったん離れるとどうもそれを再開するまでが時間がかかる。なんとかしたい。そういう時に便利です。
この中央のラベルが邪魔なので、まずはこれを外さないと仕事にならない。一番最初に取りかかることはこれだぞ、と少し未来の自分へ指示書を送るような感じで、結構良い感じです。これをはがす時には、いの一番にそれに取りかかるぞという意識になります。
いつでもかけるように、パームレストの部分に、いくつかブランクのものを貼ってあります。
最初は邪魔かな、とおもったのですが、張ってみると、ここにいつも紙の手触りがあるのはなかなかよいものです。特に手のひらに汗をかくとこのラベルが湿っていき、自分の心理状態がわかります。焦って仕事をしていることに気が付きます。なお長く貼っておくと、青と赤のラベルは色が落ちてきます。黄色と緑は比較的長く持ちます。ちょっとした数字をメモしたい時にも便利なので、どんどん張り替えて使っています。
後は、写真がありませんが、2つほど紹介します。
窓ガラスで行うKJ法にも便利です。普通のポストイットは、徐々にはがれます。窓ガラスに張ったものは何割かは数日内に落ちます(よくなくします)。この強粘着は張り替えがちょっと大変ですが、長い時間そこに安定的に固定できるので、なんども見返したい物事にはかなりいいです。
書類に張ったままスキャナーを通せます。これも普通のポストイットにはない利便性です。実はこれって非常に便利です。私は電車などで、ポストイットラベルにアイデアをメモして、机に戻ると、そのアイデアの欠片をA4の紙、右上の方に張りつけて、アイデアを描き広げます。書き写すと香りが逃げるのでそのまま保存したいので、張ったままスキャナを通ってくれることは私にはとても便利に思います。打ち合わせでブレストする時にも、強粘着ポストイットラベルにメモしていって、そのうちのいくつかをまとめて、A4ワンページにまとめるとき、それを張ったままにしておきます。ブレストしたときのことが思い出しやすくてかなり良いです。
紙でもらった書類を後から検索しやすくするため、あらかじめプリセットされた記号(OCRで処理されやすい単語など)を刷っておいたラベルを片手に、張りながら読むこともあります。たいていは私は書類を電子化してしまいます。後で、検索する時に手がかりになるツールとして、それが役だったりします。この辺は、またあらためて。