「スピードストーミング」×「はちのすボード」
アイデアワークショップで、新しい方法を試してみたところ、とても効果的だったので、紹介します。
(私が企画制作したホワイトボード紙を、つかっているので、手前味噌も甚だしい、と自分でも思うのですが、そこを臆せず、紹介してみます。その辺は、差っ引いて、ご覧ください。)
■スピードストーミング
MITで作られた、ブレストの発展形の1つ。
5分交代のペアブレストで、
フォークダンスのように立ってブレストをします。
時間が来たら外側の人が時計回りに1つずれ、
新しいペアでまたブレストします。
これを普通にやろうかと思ったのですが、
会場が、非常に自由に使えるところであり
かつ、発想テーマが企画的な広がりを持ったものだったので、
発想トリガーを埋め込んだホワイトボードを、各ペアが使ったら
盛り上がるのではないだろうか、ということで、
「はちのすボード」という、アイデア専用ホワイトボード紙を
ペアの数だけ貼りだして使いました。
■はちのすボード
A1サイズの紙のホワイトボード。
手のひら大の「吹き出し形のバブル」や「六角形」で
面が埋めていていて、バブルの中には、
発想を引き出す短いフレーズが入っています。
(アイデアのチェックリストを統合整理したもの。
46個のフレーズがあります)
この、フレーズが引き金となって、アイデアを得たら
そのフレーズを上書きするように、マーカで書きます。
(この紙は「消せる紙」との共同開発品です)
この時の様子を、実際の動画で紹介します。
しばらく観察していて、空白の枠(六角マス、中央のバブル)があることで、躊躇なく書く場所を見つけやすいようにも、見えました。
その一つの理由が「2人が、壁、という同じ方向を向いてしゃべる」ことにあります。対面の緊張感が和らぎ、書いたアイデアを指さしながら会話できる良さがあります。
(これは、もっと言えば、模造紙を使っても、いいのか、と思います。ただ、模造紙は、「失敗させにくい」ところがあり、ふんわりを描きだすのにはちょっと向いていない点があり、私はホワイトボード状の表面にこだわって選択しています。)
■時間と産量
このワークは30分で18人で行いました。合計で450個近いアイデアが出ていました。
また、やってみらた紹介してみます。