起業家の信条。
・自分にエネルギーを与えてくれることを行い、楽しむ。
・どうすればうまくいくかを工夫する。
・「できない」または「たぶん」のかわりに「やれる」と言う。
・執着心と創造力は勝利する。
・できると思えば何でも可能だ。
・できるどうかわからないときは、やってみよ。
・もう半分しかないより、まだ半分ある。
・現状に不満を持ち改善を求める。
・別の方法でやる。
・負う必要のないリスクは負うな。自分にとって適切な起業機会ならば計算されたリスクを負う。
・事業は失敗する。起業家は学習する—しかし授業料はできるだけ安く。
・許可を最初から求めるよりは、あとから許しを乞うほうが簡単だ。
・起業機会と成果—お金ではなく—に執着する。
・お金は、タイミングの合った優良起業機会を持った適した人材に与えられる道具であり、スコアカードである。
・金儲けはお金を使うよりずっと楽しい。
・経営チームからヒーローを生み出せ—チームは事業を築き、個人は人生を生きる。
・達成に誇りを持つこと—これは伝染する。
・成功に欠かせないディティールに労苦をいとうな。
・誠実と信頼は、関係を強固にする。
・パイを大きくせよ—パイを小さく切ることに時間を浪費しない。
・長期戦を覚悟せよ—すぐに金持ちにはなれない。
・払い過ぎに注意しろ—しかし機会を失うな。
・先頭の犬だけがそれを見る。
・成功とは求めるものを得ることである。幸福とは得るものを求めることである。
出展:『ベンチャー創造の理論と戦略』(ジェフリー・A・ティモンズ、1997)P208
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補足
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上の文章の前半には以下のことが記されています。
「起業家自身が信じるとおり、ベンチャー企業の成功はすべて起業家に負うところである。現在とこれから五年後のベンチャー事業経営で最も重要なコンセプト、経営能力、ノウハウとは何かという質問に対する起業家の回答は明白であった。ほとんどの回答者が、特定の経営能力や組織に関するコンセプトよりも、アントレプレナー特性に基づくメンタリティや哲学を挙げた。これらを以下に列記したが、これを起業家の信条と呼ぶことができよう。」