「ブレストと収束のミニワーク」
アイデアプラントが提供するワークショップは、やる度に、目的やテーマが違います。それに沿って、アイデア発想技法も違います。場合によっては、世界に一つしかない発想ワークを作ることもあります。
でも、「何の準備時間もない中で、そこにいる人々で、 1つ与えられたテーマに対して発想をしよう。道具は、A4の白紙ぐらいしかない。」そんな状況で、効果的にアイデアを出すには?
実際に、そういうこともあります。(事前準備を私はすごく重視していますが、実際は即興のにも対応しています)
そういう時にやっている事を、スライドにまとめました。
━要約━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.普通のブレインストーミング
(手短に、一番効果的なコツを
紹介してから、スタート)
2.アイデアスケッチを書く
(自他から出たアイデアの内、
印象に残ったもの、発展させて書く)
3.質の高い上位20%を可視化する
(魅力度の簡単な代替え指標で、
☆を付けていく)
4.レビューと言いつつ、アイデアを発展させる
(☆の多いものをレビューしつつ、
そのアイデアの潜在的な点を皆で
コメントしあう。実現可能性を上げる工夫も
付け加える。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ちなみに「グループ人数は、3~6の範囲で設計」します。
(逆に、15人とかいたとして全員で一つのブレストをしたら、確実に楽しくありません。それは、声の大きい数人の為の独演会に過ぎず。アイデア発言を求められたって、しゃべる気しませんよね?)
後は、実際は、ブレストを触発するためにすこし味付けをしています。
- 面白い事例を話す(インプットを刺激にする)か
- アイデアの簡単な例を即興で話す(出すアイデアのトーンを示す、ハードルを下げる)か
- テーマに向いた発想トリガーをさっと取出して3つぐらい紹介する(発想を促進する切り口を提供する)か
をしています。
(Fandroidで行っているブレストCafeでは、アプリアイデアというテーマの性格上、よくゲーム要素パターンを用いています。毎回これを使うので、これが標準に思われている方もいるかと思いますが、ゲーム要素の投入、というのは、沢山の選択肢の中の1つのツールを使っている状態です。テーマが違えば、特徴のあるツールは足かせになることもあります)