ワークショップが作られるまで。骨格→ブロック→連結→成形
ワークショップを作る時に、沢山の過去のスライドパーツ群の中から、どうやって作るのかを自分で観察してみました。
1)骨格
まず、ワードで骨格を作ります。過去のスライドがある、ない、は関係なく。これで、主催者さんとやり取りをしていき、これで行こうか、という所まで骨格を作ります。メールの本文で展開することもあります。
2)ブロック
ブロックを、がががっとつなぎます。進行の流れに沿って、1つずつブカスタマイズしておいていくのではなく。もちろん、まったくのゼロベースの時には、1つずつ作ります(その場合は、3時間のワークショップを作るのに、5日ぐらいかけます。)
3)連結
大抵は、冗長な部分があり、それを削っていきます。削るのは苦しいけれど、削るほど伝わりやすくなるのも確かで。そして、前後のつながりをふくめて、つなげていきます。
4)成形
ここで完成、と、思いきやここからが、勝負です。実際に頭の中で、ワークショップを行います。そんな暇なことをしているの?!と言われそうですが、実際にそうです。実際の時間の1/4位の時間をかけますので、8時間ものなら2時間ぐらいは、ずーっと、頭の中でワークショップが展開されています(その時の私はかなり、コミュニケーションに問題がある状態になります)。
頭の中での世界(それは、村上春樹さんの、ハードボイルドワンダーランドの中の世界みたいな感じ)で、進行に手間取ったり、参加者の方がつまらなそうだったり、指示がよく分からない顔をしていたりするので、それをプレイバックして、スライドやら、時には構成やらを改善してまた、進行します。
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だいたいこんな感じで完成します。
ワークショップは長くなりがちです。だいたい3時間で設計すると4.5時間でぴったりとか。でも、設計する時点では、このスライドは1分、このスライドは6分プラス3分、と行った具合に、分単位で時間を出しています。それでもなお、伸びる、ということは、わかっているのですが。