【スライド】バイオミミクリーと発想手順
生物もつの良い機能に着想を得て技術開発・製品開発に使う、バイオミミクリーという手法があります。
バイオミミクリ的アプローチ(自然に分け入り、生物の良い機能・特徴に着想を得る)から、発想に有効なエッセンスを抽出し、それを発想法のステップとして展開してみました。
スライド
バイオミミクリー.pdf
バイオミミクリーは、とても面白く奥深いものです。ここでは、発想法的にエッセンスを切り取っていますが、より深くを学びたい方は、専門書籍をぜひご覧ください。(公的機関の研究レポートや、TEDのビデオでもとてもよいものがあります)
書籍やレポートを検索する時には「バイオミミクリー」「バイオミメティック」「バイオ・ミミック」あたりで探すと、広く探せます。
追記: 2011/11/16
バイオミミクリーは、生物の特徴ある機能を発見して、産業技術に利用しますが、そのメカニズムを、科学法則や技術からどう探し出すか、ここも一つの持題であろうと思います。
TRIZ的な発想でいえば、ですが、2つあります。
1)effect
求める機能(たとえば、吸い付く、音を消すなど)をかなえる科学技術を検索することができる「effect(エフェクト)」というコンテンツが便利です。科学技術の逆引き時点、といわれるもので、機能からそれを実現する科学法則や技術を探し出せます。
2)SLP
また、TRIZの中にある「SLP(スマート・リトル・ピープル)」も、別の角度で、思考の手助けになるかもしれません。これは、素材の表面や構造をなす粒子が、自律的に動ける賢い小人だったらどういう挙動をとるか、ということを想像し、その動きを特定し、小人の代わりにその行動を実現する微細構造や機能性素材をつかったエンジニアリングパーツに代替えしていく、という発想方法です。