【スライド】はてなタクシー
熟成産業で、もう新しいビジネスなんてないよー、という場合に、良く効く発想法があります。
はてなタクシーのエッセンスを踏まえて、手法的に手順化した「531ストレンジ」(拙著『アイデア・スイッチ』)を、実際にやるため方法をスライドにしてみました。
ちょっと解説)
この手法の場合、IT産業や先端産業など「技術変化や市場変化がどんどんおこる」ような領域よりも、20年来変わっていない業態の方が、優れた発想ができます。その本質はこの手法が「前提を壊すことで道を拓く」ような思考形態をとることに起因します。前提となるような決まったものがない新しい産業、変化のある産業ではこれは「発想法としてなりたたない、つまり、普段から普通に存在する事業モデルを示す」だけの結果になります。
古い業界をよく見てみて下さい。既に芽生え始めた可能性がひっそりとあります。それが登場した時には奇妙な気がしますが、よりよいものであればすぐに「当たり前」になりますから。歴史はその変節点を現在からさかのぼってみるので論理的な気がしますが、時間軸をプラス方向に進むときには「変な事を始めた」と言われるのが新しい産業です。目をよく凝らしてみて下さい、きっといくつかは、少し険しいけれど、努力すれば薄暗がりのの先に手が届くはずです。