BruteThink用「モノカード」
ブレストの時に、ランダムな名詞を取り入れて、発想を意外な方向にいったん広げてみる。という発想の方法があります。
(詳しい方法論を知りたい方へ >> 『アイデア・バイブル』(原著Thinkertoys)に出てくるBruteThinkという方法が、解説としてはわかりやすいです。1000ぐらいのランダムな単語の表もついています。)
先日、IT系のワークショップで参加者のみなさんに、一人に10枚ぐらい、ランダムなモノを書き出してもらい、周辺の人と伏せて交換して、ブレストの時の道具としてもらう、ということをしました。ブレストで、ああ、発想に行き詰ったなぁとおもったら、胸ポケットに入っているカードを一枚エイッとひいてみると、誰かが書いた思いもよらないモノの名称が書かれていて、それを即興で、今のアイデアに取り込んだアイデアを作ってみようとします。
三人ブレストという、集合離散を繰り返すスタイルのブレストでスマフォアプリを発想したWSでしたら、これはこれでなかなか面白かったです。特に良いなと思って点は、全然使わない人、良く使う人、がわかれた点です。
発想に生きず待ってしまって、あー、何か新機軸がないかなーという時にはこのカードが役に立ったそうです。逆に、どんどん自分の中から出てくる人はそのカードを使う暇がないほどブレストは盛り上がっていて、それはそれで、好ましい。そう思いました。
最後に私から皆さんにお願いをして、カードを提供してもらいました。スキャンしてPDFにしておきました。160枚あります。1カード1カードスタイル/160カード1ページスタイルの2つの形にしてここにおいておきます。
アイデア出しをしていて、ふと、新機軸を欲しいと思うときには、このシートを印刷しておいて、上からおはじきを落として、泊まったところにあるカードの内容を、「今のアイデアに取り入れてそれが意味を持つとしたら、それはどういうアイデアになるか」と発想してみてください。ITや創作や製品やプランなどいろんな分野のブレストを楽しくするでしょう。
Card BruteThink用にWS参加者が作った「モノカード」