展示パネル作り。
7月24日。本日は、大型パネルの原稿作りをしていました。今週末に産学連携イベントがありそこで掲示するためのものです。A1パネルという大きさがどれくらいのものか、その大きさにどれくらいの枠割りで、どの程度の文字だったら読みやすいのか、作りながら確認してゆきます。この方法はかなり効率的でした。
PCの上でA1のスライドを作っても見た目にはいつものA4スライドと変わらないので、初めにホワイトボードにA4の紙をならべて模擬的にA1を作ります。
A4→A3(A4*2)→A2(A4*4)→A1(A4*8)
今回気がついたのですが、ホワイトボードはA1の横長サイズが丁度2枚入る大きさです。なのであいているほうのスペースに、マジックでざっと原稿案を書きます。パネルを眺める人がぱっと見てわかるような大きな文字、構図。
それから、プロジェクターでスライドを擬似A1用紙に投影します。プロジェクターの照射エリアのサイズがA1用紙に一致するように調整します。
そして、マジックで書いた原稿の文字・構図を横目で見ながらスライドに反映していきます。PCで書いた文字は細かく作りこめるのですが、パネルにしたときには、ぱっとわかりやすい情報量にしないといけない、ということも直感的に理解できます。
作り手になってよくわかったのは『自分がもっともPRしたいことというのは、情報量が多くなる。その結果細かい文字でギッシリと文章を書いてしまう』ということです。
こうならないよう、自分に言い聞かせたいのは『一番伝えたい部分がもっとも(1)大きな文字、(2)少ない文字数、(3)印象付ける図形を背景にしているようにせよ』ということです。一番伝えたい部分をもっとも発信情報量を少なくする。そうすることで伝えたいことの本質が多くの人に伝わります。情報量を減らすのは発信者としては苦しいものですが、伝わらなければもともこもありません。
このときに、スライド投影しながら作ると人は驚くほど客観的になれます。「あ、このままじゃ読んでもらえないな」とすぐに気がつきます。
なお、今回はA3用紙*4枚を基本構造にしたスライドにしました。これであれば特殊な印刷(一枚数千円)をかけて専門業者に頼む必要がありません。A3ごとに出力して、スチール製のA1のポスターパネルに4枚を並べてセットすればOKです。業者に外注しなくてすむので、PC環境、作業時間コスト、修正への柔軟な対応ができるようになります。
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