【ご案内】東京大学でのアイデアワークショップ(2月21日)
東大 i.school のopenイベントにて、アイデアワークショップを行います――、と先日お知らせしました。その募集ページが出ました。ご興味ある方はご検討ください。
オープンi.school2013 Day-4: アイデアプラント式 創造的なアイデアをざくざく生み出すワークショップ
1人で、あるいは、グループで、企画的な仕事をしていく中で「どうも、アイデアワークが上手くいっていない。いまいち、やりきれていない感じなんだよな…」と感じることもあるでしょう。
あるいは、創造的で、普段、沢山アイデアが出てくる人にも「なぜか今日はあまりアイデアが湧いてこないな…」ということがあります。
優れたアイデアを創出するためには4つのフェーズがあります。
(1)大量に発想する、というのもその一つで、主要なフェーズなのですが、(2)創造的にアイデアを絞り込んでいくフェーズ、(3)創造的なアイデアを強化していくフェーズがあります。そして、普段あまり意識されないフェーズですが、(0)発想に向くテーマへとテーマを調整してやる、というフェーズがあります。
5時間のワークショップで、各フェーズを実際に体験しながら、把握ができるワークショップを企画しました。
当日、皆が取り組む「発想テーマ」も、テーマ設定ワークを行い、参加者の皆さんが挙げたもののうち最も参加者に支持されたものを採用しますので、どんな社会課題や生活課題に取り組むことになるのかも、楽しみにしておいでください。
ブレストが好きな方も、アイデア出すのは苦手なんだけれど参加してみたい、という方でも、無理なく楽しめるように設計してありますので、ご興味あればぜひおいでください。
日程>2013年2月21日(木) 13:00~18:00
会場>東京大学 本郷キャンパス工学部2号館2階「展示室」
定員:20名 / どなたにもご参加いただけます。応募者が定員を超えた場合、参加者属性のバランスも考慮して選抜を行います
言語>日本語
見学希望>他大学学生、社会人を含む見学ご希望をお受けする場合もあります。ご希望の方はこちらの「見学希望」の項目をお読みの上、ご案内に沿ってお申し込みをお願いいたします。(ご希望に副えない場合もありますので、予めご了承ください。)その他のお問い合わせ>ワークショップに関するお問い合わせは >>> 続きを読む
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【石井コメント】
東大 i.school といえば、Stanford University.のd.school (デザイン思考の実践プログラム)に興味のある方や、IDEO、ビジネスエスノグラフィー、に興味のある方にはよく知られている最近面白い展開を見せている東大のプログラムです。私の専門は、創造工学、特に、アイデア創出のプロセス、なのですが、優れた製品を世に誕生させるには、アイデア発想だけではなく、観察すること、仮説を立てること、新しい観点を持つこと、フレームワークを作る事、プロトタイピング、改善、などなど、さまざまなフェーズがあります。もちろん、アイデア創出も重要だと私は思いますが、それ以外にもいろんな重要な部分があります。そういう中で、アイデア創出のワークショップだけに特化した日を私の担当する日は実施します。まさにブレスト祭り。ブレストの技法のフルセットをやってしまおうというものです。デザイン思考やいろんな手法を身に着けている方であれば、発想する、というフェーズをさらに力強いものにすることで、創造的努力はより実りやすくなるだろうと思います。そんな意図もあってこのワークショップを企画しました。
なお、このプログラムは一週間、オムニバス形式で開催されますので、どれか一つを出ても大丈夫なものですし、興味のあるものをいくつの出てみるのもいいでしょう。定員が少ないので、(私の日も少ないので)、全部の日を参加するのは、難しいのかもしれませんが、一応、ダメもとでトライしてみるのもいいかもしれません。
ちょっと無理言って、見学だけでもさせてくださいー、と言ってみようと思います。(ちなみに、2008年の年末、IDEOの本社に、カヤックさんたちと見学に行かせていただき、IDEOの中のブレインストーミングの方法を、ずいぶん長い時間、取材させていただいたことがあります。デザイン系の事が好きな人なら、彼らのカルチャーや生み出す作品、ソリューションのにくさに、痺れますよね。Bank of Americaのサービスをデザインした例なんかは、人間科学の実に素敵な例だと思います。)
また、もし、私の担当の日においでいただけるなら、それもきっと興味深い体験ができるでしょう。私のワークそのものよりも、この open i.school に集う人同士との頻繁なブレスト的な接触を持つことは、あなたの創造性を刺激し、また、相手の創造性も刺激するでしょう。その中で、もしかしたら未来の友人となる人と出会えるかもしれません。毎回そうですが、創造的な人が狭い空間に高密度にいれば、その情熱は共鳴し合い、才能は発露しやすくなります。今回もその最たる状態が出現するでしょう。
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