防災と気象データのアイデアソンを実施しました(8月16日、@宮城県庁)
8月16日。
宮城県庁において、皆でワイワイ、ブレスト(アイデア出し)をしました。

- 今回の様子
今回は、実験的な試みとして、3拠点が、同じアイデアソンを実施することになり、石井が作ったプロセスで進行してもらいました。
東京は、パートナーである矢吹さんが担当されているので、お互いによく知っているプロセスです。もう一拠点は、お会いしたことがない方が担当されました。どのくらいのパフォーマンスになるのかはとても興味深い所でした。
~ その様子 ~
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主催者さんのブログもあります。
今回のワークショップは、三拠点同時実施で、各エリアの足並みをそろえる意味で、事前にスライドの公開ができませんでしたが、私の流儀では、参加者さんが望むならばPDFでデータを入手して、自社内で再活用できるようにしたいので、ここに資料を、パスワード付きPDFで掲載しておきます。
忘れたときには、石井まで、FBか、メールでお尋ねください。
- アイデアソンにご参加いただいた皆様へ
長い時間、ご参加いただきありがとうございました。
名刺交換できたかたも、久々にお会いできた方も、初めてお会いした方もありがとうございました。
良いアイデアがたくさん出ていました。ぜひ、アイデア応募枠に対して、今回のアイデアを応募してみてください。
ハッカソンへ進む方も、仙台から優勝作が出るぐらいの勢いで頑張ってください。参加者のFBコミュニティーもありますので、活用してください。
石井は、職業柄、年間に、100回ぐらい、アイデアワークショップをしています。実施場所も、日本中のほとんどの地域をまわりますので、ご縁があれば、またどこかで一緒にアイデアワークショップをしましょう。
事前に掲載していた部分を文末に格納しておきます。
- イベントの詳細
アース・コミュニケーション・アワード( 以下ECAと略記 )向けのアイデアソン(アプリ制作イベントに向けて、ネタとなるアイデアを作り出すワークショップ)です。
- 使えるデータ群
普段、お天気アプリを使っている方は感じると思うのですが、このIT全盛時代においても、アプリからとれる天気予報は、テレビの告げる天気予報とあまり差がありません。しかし、ここにあるような、詳しく豊富なデータを、使えるならば、従来にないものもかなりできそうです。
そして、主催者や応援している人々としては、昨今の異常気象、あちこちで起こる災害、そうしたものへの備えとなるものが生み出せれば、という願いが背景に感じられます。
- ”防災”について(含む、石井私見)
防災、と一言で言っても、分解能を上げれば、2種類あります。
・減災:起きても被害をなるべく減じるという、まさに災害の中にいる人がダメージをコントロールすること
・防災:被害にあわないようにすること。災害が起きないようにすること。
一般に、現在(2011年~2013年頃)の社会インフラは、災害時に通信途絶状態になります。
なので、即時性のアプリというのは考えにくいものですが、それでも、オフラインやバッチ処理、アナログなコミュニケーションとの併用で、震災中にできたであろうことがあったことも、現地を生き抜いた人々の心の中にはあります。
今回はまさにそうした視点からも、発想がさまざまに出そうです。
(過去にも、A3などのアプリイベントがなされました。今回は使えるデータがリッチなのでその分、一歩踏み込んだものを考案できそうです。)
- 最後に
世界の動向を見るに、地震の活発期(※これは、歴史的にのちの世になって初めてわかる事なのですが)に入っていると思われます。多分、十年~数十年の単位で世界規模で大きな災害が続く時代になることも考えられます。
東日本大震災で、我々は、世界中から多くの支援や気持ちをもらいました。
そうした恩に対して、貨幣的な恩返しが出来ずとも、現地発のアイデアや、防災のシステムの開発、という形で、広く、次の社会に、恩を返して行けたならと、思います。
今度は、我々が、助ける番だ。
志しとしては、そう大きく構え、しかし、実践は地道に小さく、今回のアイデアソンも、全力で。
追記:2013年8月26日
宮城県庁のWEBに実施レポートがありました。