多様性が織り成す無限の可能性。その土台を。
【複数人の創造性を発露させていく場】と【一人の人による創造的発散と熟慮深化の作業】では、後者のほうが、効率的とみる見方もあります。
それについては、賛同反論の両方の立場が、私の中にあります。
ただもし【複数人】のほうが勝る道があるとすれば、それは、
「多様性が織り成す、無限の可能性」
に真正面から付き合うことだ、と思います。
そうなると、(統制の取れた大人数というのは生産性を上げるのにはいいのですが、)創造の初期段階では、ちょっと違った観点が必要になります。
多様性の掛け算が圧倒的にたくさんの選択肢を生み出すためのいくつかの要素が要ります。
自由挑戦の空気、失敗発展の土壌、本質注視の知性、というものが。
そして、それを生み出すものは、「身の丈にあった仕事をきちんとやりとおし」一方で「上限を決めた予算枠の中での、思い切りの遊び」ではないか、と、若いころから私は思います。(古い本ですが)日本の優秀企業研究、という文献を読んで以来、思っています。