【自然に思い描けること】の先へ (2015年の方針)
〇 道、というのは、「らしさ」を満たしていくと、「楽さ」が上がる
〇 チャレンジ要素の無さは「効率のよさ」と「慢心」をもたらす
逆に、
〇 道においては、「来るものを入れた新しさ」は、「苦しさ」をもたらす
〇 チャレンジ要素の取り入れは「非効率さ」と「虚心(Open Mind)」をもたらす
こういう構造に気づいてからは【 楽をしようだなんて思わないことだ 】と自戒していました。
もうすこし、背景をつづります。
◎ 道を行きつづけるには、新しい「非効率さ」に、常に出会い続けるようにする
◎ 「非効率さ」というのは、道をゆく人にとっては「学び」と同じであるようだ
これは、熟達した人たちの「利他に働く」「プロフィットゾーンの外にある領域で協働する」視線を、後ろから覗き込んだときに浮かび上がるものです。
いろんな分野で先端を行く人たち。
彼らを良く観察すると、まめに動いて、(事務的な思考スタイルの人から見れば)”面倒くさいこと”も、取り組んでみようとする姿勢があります。
もちろん「無意味な非効率さ」というものも世の中には沢山あります。無分別に、全てを非効率にしていく、というのでは、破滅への道を一直線に行くだけです。
じゃあ、どういう非効率さを、取り込んでいるのか
【非効率】の中にも【実験的な要素を含む非効率】と【含まない非効率】があります。本質的には、この【実験要素】がキーポイント。
【実験的な要素に伴う、非効率さ】は【学び】とほぼ等価。
熟達した人たちには、そうしたものから更に進むための力を得ているように思います。
熟達し、「効率的に学べる既存の知識」を取り尽くしてしまった後になお「新たに学ぶ」ため唯一の選択肢なのかもしれません。
そして、学びは、人にエネルギーをくれます。
人間には「力を得たら、その力を発揮したいという欲求」が沸き起こりますから。
凛と前を向く姿勢のまま、エネルギーを自家発電して、切り開いていくフロンティアの人たちは、たぶん、そういう
「実験的要素を試す⇒効率は下がる⇒学びを得る⇒発揮欲求が沸き起こる⇒エネルギッシュに仕事をする」
サイクルをまわしているのだと思います。
・・・長くなりました。
今年の方針、をつづることに話を戻します。
以上を受けて、まとめます。
2015年の目標:
【実験的な要素に伴う、非効率さ】を重視して
他者がもたらす「 χ 」を受け入れ、
新しい「流れやフォルム」を作り出す努力をする。
自然と思い描けること、の、先へ、進もう。
具体的な展開に関しては、基本的には、40歳時点での「誕生日」と「元旦」につづったとおりです。
- 2014年の所信表明、40歳の方針( http://ishiirikie.jpn.org/article/84142538.html )
- 2013年の誕生日、40代の10年間の方針( http://ishiirikie.jpn.org/article/70135985.html )
終わりに)
40歳の時点の表明は、10年間を見越して書いています。たぶん、45~47歳、つまり東京オリンピックの前後ぐらいまでは、その表明は、ベースとして踏まえていくでしょう。50代が見えるころ、私のみる視界はまた基礎から違ったものであるだろうとおもいますし、そうなれるように創造的努力を続けたいと思います。
備考)
2015年1月から、ブログカテゴリーに「アイデアプラント 4th(2015-2017)」を加えました。3年ごとに、事業フェーズが変わってきたアイデアプラントも、4th、になりました。今までの力を使って、新しい事業フェーズに進みます。