パートナー企業での、新製品開発ミーティング
このところ、晩秋から冬の初めの頃だというのに、暖かく、くっきりとした青空で、生活は非常にしやすいです。何かを作りだすには最適な気候です。
昔行ったシリコンバレーのこの時期の気候はちょうどこれぐらいか、もうすこし暖かかったように思います。長袖1枚だったり、たしか宿のプールで日中は泳げたりしました。「たとえ今日が雨でも、明日はきっと晴れるさ」と感じる気候は人々をポジティブにします。
さて、今日は、パートナー企業「マグネットデザイン」さんで、新製品の開発ミーティングをしていました。
この二か月、旅仕事で駆けずり回りながらも、作っては身近な人でテストプレイをしてきたある作品があります。
バージョン4まで来て、ようやく、形が付いたので、製造と販売のパートナである大上さん(マグネットデザインの創業者)らにお披露目(テストプレイ)し、そのまま改良打合せをしていました。
ここまで、作ってきて、だいぶ、機能するようになったなぁ、という段階がVer4でしたが、やっぱり新鮮な目で見てもらって、いろいろな改良点が見えてきて、デザイン原案と、ゲームシステムについては、50%以上の直しが要るなぁと。
Idea=Core+Detail です。
なにを、Core(作品の本質)とするか、で、Detail(具象部分)は、ぐるぐる、変わっていきます。
今回の作品のCoreたる〔発想の心臓部〕は、とある遊びを通じての「発想要素のユーザ生成」と、開発工学の2つの理論から抽出整理した「***ことば」集です。
それは、留め置き、具象は、ユーザの活用動機が高めまるように、楽しさをより引き出して、めんどくささや準備時間をより少なくするように、これからRe-Designしていきます。
どういう製品であるのかを写真の一枚も、開発風景としての載せたい、と思いましたが、バージョン1~4でも全く姿が変わっているので、この先の5でもずいぶん変わるはずですので、まだやめておきます。
日本各地をぐるぐる回っているうちに、しらずしらずに増えてきた知見を、次の開発に盛り込んでいます。
その知見とは、場に出る明示的なアイデアではなく、人々の発想する様子を大量にそばで見る日々の中で見えてきた、現代の人々の発想の特性や傾向です。
私にぴったりの職として自ら作り出した、アイデアプラントという仕事が、貴重な知識情報を作り出してきました。
私が作り出す作品が面白いかは、自身ではあまり定かではないですが、人々の発想力を引き出す道具であるように設計することは可能です。
それを、ふんわりとした形でも、新しい作品を通じて、広く社会に還元できれば幸いです。
考え出して、作って、試して、醸成させて。
Idea, Make, Use and Brew.
(品詞が違うじゃないか、という声はありそうですが。)
作ったものを、壊すのですが、無に帰すのとはちがって、それはMashして、発酵させる、そんな感じです。
大量に、試作品は作るので、Mashの大鍋の中では、いろんな成分がカオスとなっていつも何かが醸成されています。
大量に、試作品は作るので、Mashの大鍋の中では、いろんな成分がカオスとなっていつも何かが醸成されています。