講師にきちんと注文をつけられるセミナー主催者でありたい。
9月11日。地域企業さん向けにあるセミナーを外部組織とともに企画しています。(むしろ外部組織が主催で、私は協力スタンスですが。)講師から事前に頂いた原案を元に、セミナーの理想とするところや、オーディエンスのプロファイルから見せ方をどうするべきか、まで、セミナーの提供者サイドとして、参加者の「よかった」を少しでも引き出すために、真剣にセミナーの話の内容を設計していきます。
時折講演の依頼をする場面に同席することがありますが、たまに、丸ごとお任せのケースがあります。その結果オーディエンスの求めるものと異なるセミナーを用意してしまうことがあります。講師にとっても、細かいディテールまではさておき、具体的なセミナーの要件はぜひ提示して欲しいものだと思います。
・主催者側の「意思」
・想定されるオーディエンスの「興味」
・達成されて欲しいと考えていること=つまり「目標」、
といったことは、セミナーの講師にぜひ提示するのが、依頼する側の礼儀ではないか、とおもいます。あまり注文をつけると失礼に当たるかも、と私も主催者側の時には心配しますが、そこは恐縮しつつも”仕事であるからには、プロ意識をもて”と自分自身に言い聞かせて、講師の方に、必要な注文をするように努めています。(ただし、講師が標準的な講演コンテンツをもっていてその内容を依頼する場合は、そうした修正を依頼することは失礼に当たるのかもしれません。臨機応変です。)
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90分でセミナーをする場合に、初歩レベルのオーディエンス80%、高度レベルのオーディエンス20%の場合であれば、次のようなコンテンツ構成が、オススメです。一例として。
『具体事例』30分
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『理論のポイント(絞り込んだ1つ、そして若干のプラスαで。)』(20分)
『理論のポイントを使って、参加者が手を動かす』(10分) 合計30分
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『アッパーオーディエンス向け高度内容』(25分)