旅仕事の間に立ち寄ります。
私の出張は、”旅仕事”、たくさんの都市を次々回っていくような仕事の仕方です。
その街ごとに案件があっていきますが、行ったついでに2つの目的で立ち寄りをしています。
「感性の仕入れ」と「情報交換(相互教育)」です。
上の写真は「感性の仕入れ」です。11月の金閣寺、もうすぐ紅葉で大混雑、この裏は赤くなっていました。
「感性の仕入れ」というのは、私の仕事=アイデア創出ワークの日々において、大事な準備で、なるべく時間を作っては、「新しいもの」「面白いもの」「旬のもの」「伝統的なもの」を見るようにしています。
「情報交換」(相互教育)、というのは、旅先で企業さんを訪ね、アイデア創出ワークの何に困っているかを伺い、石井の知見の範囲で提供できる創造技法を紹介してくる、というものです。
そうした過程で、製造業は、あるいは、インフラ企業は、どんな仕事をしているのか、業界は今どういうトレンドにあるのか、を教えてもらいます。それを新しい知見にしています。
情報交換、といっても、交換できるものはないのですがー、と思いがちです。ですが(私の仕事に限っては)ほとんどの人の営みや悩みの奥にあるものをみることで、芸の肥やし、といいますか、知見増になります。
「業界で昔から当たり前にやっていること」は業界の外の人にとっては、面白い工夫だったりします。インジェクションバルブの加工精度を上げるために、加工の精度の限界を一桁良くした製品を提供する方法、なんて、膝を打って聞いたものでした。
こうして、感性的な商品の”テイスト”や、構造仕組みの”工夫発想”を日々、大量に浴びるようにして、次の仕事現場に向かうようにしています。石井自身がアイデアを出すことは少ないですが、ファシリテータ自身が、新鮮なアイデアを次々考えているような場の方が、アイデアワークショップや創造研修は、モチベーティブな底上げができますので。
以上、旅仕事の際の行動を紹介してみました。
(人から見ると、各地を旅してふらふら遊んでいるように見えるでしょうけれど、どれも大事な、仕事の一環なんです。)