1000枚のカードでKJ法。
11月24日。夜から翌朝まで、200日分の情報カードを、KJ法で分類していました。実に1000枚以上のボリューム。これだけの量があると、通常やるようなKJ法が難しいんですね。近いものをまとめ、表札をつける。で、それらをまとめて。。。というKJ法の分類をしたら、階層構造がむちゃくちゃ深いものができて、全体として体系的だけれども実効的ではないツリーが出来上がります。
では、1000枚のカードをどうしたか。
やり始めると眠るのも忘れて朝まで、ひたすらカルタ取り作業です。まず、1000枚をざざざざぁっと見ていきます。中に、近いものやダブっているもの、ある種のカテゴリーでまとまるもの、などが見えてきます。
次に、その見えてきたカテゴリーを3つくらい、大まかに選んで、1000枚から、3カテゴリにーにはいるものを拾っていきます。ひたすら、だだだだだっと行くわけです。それらを、模造紙にはりません。一覧にして、ハンドルできるように、名刺カードフォルダに入れます。多少出し入れが大変ですが、大量のカード、しかも、情報が貴重なものの場合はこういうやり方も、いいものです。
そうすると、6割くらいは、それで、切り出していくことができます。不思議なものです。これだけ沢山あっても、3カテゴリーくらいの分野に6割くらいの情報がふくまれるのですから。
しかし、残りの4割はなかなか。万遍にばらばらだったら、一束ねにしますが、そうではない。ほのかに情報の構造があります。ここからKJ法に入ってもいいのですが、体系化の構造から意味を読み取ること(※)でもありません。(※KJ法のプロによると、この構造から意味を読み取ることがKJ法の本来の目的だそうです。)
なので、今回の目的に沿って残りをどう整理するか、すこし考えあぐねていました。そんなとき、気がついたらもう朝になっていた次第です。
こういうときは、一度寝てしまう。
そうすると、頭の中で全体把握、意味の構造化、隠れているインデックス、などが理解できたりします。人間、不思議なものですね。
このカードワークをした後に、おきてからあるドキュメントを書いてみたら、結構アイデアフルに。朝まで1000枚と格闘する、というのも、たまにはオツなものですね。