アイデアボード、試作品が完成。
12月31日。本日、アイデアボードの試作品(ハイクオリティー版)が完成しました。
先日のテストプレイの観察から得たヒントを元に、内容のブラッシュアップを重ねてきました。ゲームフロー、マニュアルの内容、を幾度も修正。周辺のアイテムにも磨きをかけ、ようやくフルセットが出来上がりました。それらを高品質な紙素材に出力していきます。

カード類は、カット精度が高くなるように、市販品のカード台紙に出力し、カドを一つ一つ加工処理しました。ボードは、写真印刷用の高品質厚紙に出力。実際の商品の質感に近いもので。

(フルセット(オプション付)の試作品)
開発した試作品を手にとってみると、かなり感慨深く感じました。「開発者は、ゼロから創り出し、断腸の思いで大胆に削り、ブラッシュアップして、作った商品が、わが子のようにいとおしい。」ということを肌で理解しました。やはり経験してみなければわからない、そういうことはありますね。
このアイデアボード開発プロジェクトは、事業化コーディネータとしての私のノウハウ(の一部である”アイデア創出の手法”)を商品化するプロジェクトです。このプロジェクトを通じて今年はさまざまなことを学びました。
普段は、私は、事業化の支援をしています。起業家は事業創造の主体者です。起業家を、私は支援(コーディネート)しています。起業家はどういう気持ちで「こだわりの商品、本気で提供したいサービス」を創出しているのか、ということを少しだけ理解できたような気がします。支援者が主体者(支援される側)の経験をしていなければ、わからないことがある、そんなことをこのプロジェクトで学びました。
年末の最後の日、通常は一年を振り返って、の話を書くところですが、今年の年末は最後まで走り続けた年でした。一日中好きな仕事をして、気がつくと日が暮れている。そんな毎日でした。この一年を象徴するような大晦日となりました。
今年一年もさまざまな方に出会い、アドバイスをしていただきました。
特に今年は、創造的問題解決の手法(USIT、シネクティクス、CPS)や
創造学の一流の先生方にトレーニングやアドバイスしてを頂きました。
お世話になった皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
教えていただいたものを活かし、社会的価値をすこしでも生み出せるように
来年も全力で取り組んでゆきます。来年もよろしくお願いいたします。
石井力重