自分の子だと思って、愛する。
昔、商社で仕事をしていたときに、どうしても対応に苦慮するビジネスパートナーがいました。多くの方と仕事をするのでいろんな方に対応したやり取りをしますが、どうしても苦手、あるいは、相手のことをネガティブに捕らえてしまう、そんな相性の方もいるものです。
特に、納期、コスト、頻繁な変更、無茶なことばかりをいわれるとそう感じてしまっていました。
でも、わかっていました。自分が相手を好きだと思えなければ、相手も、同じだと。
ならば、いかにして、相手を好きだと思うか、ですね。本当に相手を好きになることが出来れば、自然と、相手もこちらに好感をもってくれて仕事はしやすくなります。
さて、無茶な人を、どうするか。どうやって好きになるか。
当時、子供が生まれたこともあって、親が子を思う気持ちの強さ、深さを感じていました。子供が緊急事態だったり、弱ったりしていれば、寝ていないでも、他のものを犠牲にしてでも、なんとかしようとしますよね。
誰にも生んでくれた人がいます。憎たらしいことを言う人も、その親にしてみればやっぱりかわいい。非常にかわいい。
自分よりも年上の人を、わが子のように思う、というのは、実際にはきついものがありますが、思ってみると結構、違います。「この人は、わが子だ。なんとかして、困っているのを助けてあげたい。」まずは、一度そう思ってみる。そこを起点に発想すると「じゃあ、どう解決しよう、どう対策しよう」というポジティブな視点で仕事を展開できます。
せっかく仕事をするなら、一度しかない今をいきるなら、やっぱり楽しいほうがいい。前向きにやれたほうがいい。セルフマネジメントのために、「目の前の人を、わが子と思って、出来る限りの事をしえあげたい」とおもってレスポンスを発想する。そんな日々の生き方って、いかがでしょうか。