仙台に清流あり。
少し前のことですが、9月も下旬の割には暑い日に、家族で仙台の山奥、奥新川に行って来ました。自宅から車で60分くらいのところです。
随分山道を走るので行くまでは大変ですが、すごくきれいな川が流れている場所があります。普段は仙台の魅力をお伝えする方針の私ですが、ここについては、あまり人の出入りが多くなりすぎては生態を保てない気がしますので、やや伏せ気味に。

(岩のかわら、清流、細いつり橋、自然の中に浸れる場所です。)
驚くほどの清流が流れています。テーマパークに流れる全く濁りの無い水の水流、というのがありますが、それに匹敵するきれいさです。不自然なほど、とあえて表現しますが、非常にすんだ水に感動します。
冷たい水は5分も入っていられないほど。強い日差しで体を温めて、ひんやりとした涼を楽しめます。
こどもにも楽しかったようで、川辺で水遊びしたり、かわらで日向ぼっこをしたりして、1時間程度過ごしただけですが、家族は大満足。また来年も来たいよ!と上の娘はその晩の布団で言っていました。
上流からザァーっという音を立てて流れる清流の水面が光をきらきらと反射し、岩に砕けて白くなる様を、そよぐ風の中でいつまでも眺めながめていました。このところ、忙しかったので、久々に、時間や用事に追われることのない、ただただ今このときを楽しむための時間をすごしました。流れてきて足元を滑りぬけていく清流が、豊かな気持ちを心に注ぎ込んでいく。そんな気持ちがしました。