創造的思考を創る
某大手企業の創造性コンテンツの開発の支援の仕事をしています。
彼らはとても良い製品を創り、世界中に名前が知られている企業です。コンテンツにのぞむ要件をヒアリングから定義し、対象者の属性を鑑みて、コンテンツを「創造的思考」にしました。ブレスターを用いて、ブレインストーミング体験なども盛り込みます。ブレスターが出来てからは、こうしたコンテンツの効果がとても良くなりました。創造性コンテンツについて、いつでも一定水準を必ずクリアできる、というのはとても難しいのですが、その辺をがっちり支えてくれます。
最近、同様の相談・依頼が増えています。30年のときを経て、日本社会には、創造性の重要性が増している、ときどきそう思います。(30年前、私は4歳だったのでリアルタイムでは知りませんが。)効率的につくることから、新しいモノを創ることへ、社会の構造の変化は、人材にもとめるものを変えてきたと思います。そうした中で「現代的なテイストの創造工学」が必要とされています。そうした声に丁寧に答えてゆきたいと思います。
追記:
仙台にはクリエイティビティーに造詣の深い機関、ネットワーク、人材、が実は結構集積しています。ブレスターの開発チームが「たまたま近くにいた人同士でのプロジェクト」ではなく「創造分野、それぞれの専門性を持っている人材同士によるプロジェクト」です。
ブレスターの開発に関連して時折、なぜ仙台に創造性のチームが?という声は、多いですが、実は仙台には知的な風土を醸成する背景があります。演劇、音楽、学都(市民100人当りの学生人数は8人!と多い。)、コンパクトシティ、真夏日と真冬日の総和がもっともすくない政令指定都市であり、高いQOLが存在すること。そして、仙台に外から来て定着するクリエイティブ・クラスが実は多いこと。そんな背景があります。