アイデアの技法、カラーバス
(アイデアプラントでは、アイデア出しに参加してもらう学生のメンバーの方に、時折、アイデア出しの技法を私から紹介しています。そのメールを一部紹介します。)
~ブレストマネージャーからのメール~
『カラーバス』
どうしてもアイデアが出ないときに試してみてください。
朝、家をでるときに、キーカラーを決めてください。たとえば、赤。
目に付く赤色をよーく見てください。
真っ赤な「車」、駅の「広告の文字」、大学の友人が持っている「鞄」、
はたまた、街角で配られる「ティッシュ」。
などなど。
目に付くすべての「赤」のついているモノを記憶か、メモしたりしておきます。
こうすると、という○○○(クライアント殿の依頼テーマ)について、
発想が自然と広がります。
たとえば、メモされたものを見て以下のように発想してみてください。
たとえば「車」、・・・
車と○○○を混ぜたら・・・・じゃあ、車のドア、に着目してみよう。
うんそうだ!
家の中の○○○はすべてドアの様に開けられる仕組みにしたらどうか。
とか。
たとえば、「ティッシュ」、・・・・
家の中の○○○を「ティッシュ」でつくったらどうか。
湿気を通すので群れにくいし、バリバリとやぶって
再配置するたのしさもある。
などなど。
「赤」という色自体は直接関係のない話ですが、これは
「一件関係ないものを強制的に結びつけるための素材あつめ」という行為です。
だまされてやってみてください。
暇な通学時間も、ちょっと、時間つぶしになりますから。
では!
(参考文献:本技法は、加藤昌治氏の著書、『考具』に着想を得ています。)