コーディネイター的な仕事。
アイデアプラントのクライアントさんに、ドイツ系のベンチャーの方をご紹介しました。むかし商社に勤めていて、A社とB社を引き合わせるということは良くやったのですが、そいういコーディネーター的な仕事は今の仕事でも役に立っています。クライアント殿にとってはベンチャーの方のビジネスモデルに学ぶところの多い出会いのようでした。また、ベンチャーの方にとっては、日本のモノづくりを土台で支える企業の技術力に大変感心していました。昔はコーディネートを漠然と考えていましたが、経営学を学んでからは、
1、バリューチェーン上の強みが補完的か
2、強みと強みをあわせたバリューチェーンが、おのおのの生産性を上回るか
という簡単な分析視点を持って考えるようになりました。今回は、製造能力+品質*デザイン性+販売方法で非常に相性がいいと判断しました。ただし物事が性急に進まないのもコーディネーションの常です。まずはお互いが知りあう、信頼関係を構築する。全てはそこからです。その意味ではしばらくはお金にならないプロセスが続くことを意識しておかないと、せっかくのものを誤った形にしてしまうので注意が必要です。