大学院のゼミで、オズボーンの文献
今日は大学院に行っていました。
BS(ブレインストーミング)の考案者であるアレックス・F・オズボーンの著書を私のゼミ発表テーマにして、準備していき話しました。
オズボーンの提唱したブレインストーミングは、4つのルールがあります。そのルールはシンプルなもので、良く知られており、多くの企画系の人にとっては、ブレスト、といえば、ああ、アイデア出しだよな、というような有名なものですが、そのオズボーンは、イマジネーションを専門と自ら称し、「創造的イマジネーション」がいかにして人の中から引き出されるかを、著書の中で論じています。
著書…『創造力を生かす』A オズボーン、創元社
その中では彼の論述には、深く考えさせられることが多く、精神論的な部分も多くむしろそこに彼のその著書の1/3はさかれています。
「心構え」や「創造的な努力」という言葉がそのことをよくあらわしています。
ところが、そういう部分は、ほとんどきれいさっぱり、人々には受け取ってもらえておらず「ツール的な部分と人的な部分」のうち「ツール的な部分」だけが、ブレストのあり方として、伝えられています。
実際には、短時間のマネジメント的なものだけではないようなもの(たとえば、オズボーンは、生の体験、苦労、精神的蓄積、知識といったことを重要視しています)は、ブレストを人々が説明するさいに、その場ですぐにできるものではないので、説明が省かれて、次第に現状になっているのかもしれません。
人的なものをもっといれたら、ブレストはどうなるのか?
人的なものをもっと入れるなら、ブレストβバージョンはどうなるのか?
ブレストの前に行う活動で有効なものを、取り入れた時はない時に比べてどれほど効果があるのか?
そんな当たりの疑問が浮き上がってきました。
大学院での議論の時間。私にとっては発想と発見の材料に満ちた貴重な時間です。できるだけ、大学院生の時間を楽しみたい!とおもっています。卒業できるかは二の次。この時間を最大限に楽しまないともったいない!とおもっています。