【再掲】荷物をあきらめるは、簡単な快適仕事術
(消えてしまったブログの中から)ずいぶん昔の日記が出てきました。
12月30日。大晦日とお正月を、新潟(妻の実家)ですごすため、朝2時間で、荷造りをしました。
といっても、コンパクトカー1台に家族四人の荷物です。5泊6日の衣類やおむつだけで相当な量で、私の仕事の荷物が載せられるのは、トランクの下の空間だけでした(ベリーサの荷台には、そういう空間があります。タイヤの入っているところと、トランクの間に、厚さ15センチ、150センチ×75センチくらいの面積、があるんです)。
そこで、持っていきたいもの、年末にしたいことを考えてみて、そのうち、どうしても年末のまとまった時間でやりたいこと2つにしぼりました。
1.本の原稿書き
2.プロデューサー育成プロジェクトで受け持つ講義テキスト
この2つでした。
これらについては、資料となる本を3冊、それから、プロジェクトのための参考資料をひと束。
それから、文献の読み込みを必要とする「ブレインストーミングのプロセス」については、本を3冊。
あとは、オリジナルの「メモカード・メソッド」を実行するための、未分類のカードの山(500枚くらい)と、アイデア・カード・ファイル、実行済みカードファイル、を持ちました。
それかた、アメリカなどで買ったサンプルを10種類ほど。発想を促進するカードゲームの材料として、一つずつ見ていきたいとおもって、もっていました。仙台カルタも入ってたりします。
あとは、いつもの仕事鞄です。PCの他には、デジカメ、ポメラ、爪切り、ペン各種、携帯電話(通話中に電源がおちるぐらいのこわれかけ)、未記入のカード(600枚くらい)、オリジナルで作成した「はちのすノート」(来春、商品化を検討中)。
それから、ユニバーサルデザインの本も、一冊だけ。これは、発想のカードに新しいタイプを作るための、概念上の材料になりそうなんです。それは、TRIZとも絡めて、見たいのですが。
これらを、入れるとちょうど、トランク下のスペースに、きっちりはいりました。これ以上は何もいれません。
この作業を2時間弱して、妻が「あなたの帰省の荷物はそれなの・・・?」といいました。そう、あと10分で完了。とこたえて、そこから、服を小さなバックに適当に詰め込み家族の荷物と一緒にトランクへ。
これをしてよかったなぁと思うのは、仕事がシンプルではかどるんです。
30日夜から、あいている部屋を占拠させてもらって、原稿を書いています。ほかに何も、参照すべき資料がない、というのは、アウトプット仕事には向いている、とおもいました。
シンプル&高速。
荷物をあきらめるは、単純な快適仕事術。
そんなことが頭に思い浮かんでいました。
ときどき、休憩して、子供達とあそびながら、アメリカで買ったサンプルカードを開いて眺めたり、写真を撮ったりして過ごそうとおもっています。
自宅にいたら、ここまでの割り切りをしていたかどうか。
そういういみでは疑似的に「今からの仕事ではこれしか使わない」「今からの仕事はこれしかやれる資料がない」ときめて、とりかかるのもいいかもしれません。