50音で発想する方法
あいうえお、これをトリガーにして発想する、もっとも、色のない発想トリガーメソッドを紹介します。
たとえば、女性のキャラクターを考えている時に、名前をつけようとして、思いつく女性の名前を挙げてみると、いがいとそんなに沢山は言えないでしょう。
これまでに多分100以上の名前を見聞きしてきたはずなのに、一ぺんんい100個も出すのはかなり厳しいものです。
その時に、50音で発想する方法が使えます。
まず「あ」です。
あ、で始まる名前を発想してみます。
和名、洋風、東洋系なもの、なんでもよいので発想してみると、最低でも5つは思いつくでしょう。
次に「い」です。
これをしていけば、時間はかかりますが、ほとんどの文字から名前を思い付けるはずです。(ぬ、とか、ん、あたりは、名前がすくないかもしれませんが)
集中して出していけば、多分、500秒ぐらいで、名前は100を超えるでしょう。
アイデアを出す、という行為と、頭の中にある「☆記憶」(知っているけれど、自由にはとりだせない記憶情報)をとりだす技術は、かなり深く関係しています。
あ、い、う、という切り方をしていくことで、文字系の記憶はかなり効果的に引き出すことができます。
(ちなみに、形に関するものであれば、まる、とか、三角、とか、代表的な図形毎に発想すれば似た効果があります。色のテイストのあるものならば、色鉛筆の基本色(7色とか、12色とか、24色とかでおっていけば、かなりでるでしょう。英単語も、abcで、ある程度、無作為発想では出にくい数を超えることができるでしょう)
追記:
今年に入ってから、物語作りの発想の資料として、大量のインプットを行っていました。簡単に言うと、日本で制作されたアニメーション作品(大抵は12話構成、長いものは×4程度の話数)を見ていました。
時間のある時に見てきたのですが、いま整理してみたところ、24作品ありました。各々が12話以上あるので相当な時間、それぞれの作品を見たはずです。
先ほど、これまでに鑑賞した作品名を、列挙してみました。
すると、パッと浮かぶのは、意外にも、7つ程度ぐらいしかありませんでした。30%弱です。
次に「50音で発想する方法」をしました。タイトルだけじゃなく、出てきたキャラクターや何かの固有名称からふと思い出せるだけだしてみたところ、20作品まで思いだせました。80%強です。
長い時間それぞれの作品を見たはずですが、ここまで思い出せないとは、意外でした。一方で、「50音で発想する方法」では、80%以上、引き出せることも、それ以上に意外でした。せいぜい、倍程度(60%)だろうかと思っていたので。