お話作りカード(試作とプレゼン)
昨日、仙台の起業家の勉強会(一番商品づくり塾といって、波多野先生が行っている活動です。志しあるコンサルタントであり、私にいろんな学びの機会をくださる大先輩の一人です。)
久々に、挑戦者側の立場でプレゼンをしました。
これがそのスライドです。
ohanashi_cards_presentation.pdf
iPod touchの画面サイズで構成していますので、
小さな紙面サイズになっています。
(小さい誌面だと、結果的に、文字の大きいスライドを
作れていいですね)
プレゼンの中に「動画でご説明します」とありますが、
それがこちらです。(ほぼ10分。【!】音が出ます。)
お話を作るためのパターンとして、いろいろあるのですが、
中でも特に簡単にそれを実行する手法を1つ形にするならば
こういう形がいいのでないか、というものを、試作しました。
なお、これについて、参加者の方から「想定ユーザ」案を
アイデアレベルで出していただきました。
(47人で、ブレイン・ライティングをしました)
(特別に短い時間バージョンで実施しました。1分×6で実施)
その結果、『547個のアイデア』が出ました。
5~6人の組みの中で、質の高いものに☆をつけていただきました。
『☆を3つ以上とったアイデアは、108個』ありました。
グループ化したところ『20個のアイデア』になりました。
発散6分、収束3分、合計で10分程度のアイデアワークでしたが
参加者の方の能力が非常に高いため、ここまで得られました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。
(脱線:20個/547個は、3.7%にあたります。
100個出すと、3個ぐらいはいいものが出る、と
よく言われますが、その確率は、経験則として
なるほど、うまい数字なんだ、とおもいました)
その中でも妥当なものから、意外なものまで(私の発想に全くなかった切り口も)ありました。
・小説家
・映画関係
・子供にお話をする母親
といったところから
・受刑者(なんと、いやでも、あるとしたら何だろう・・・)
・昨日ふられた人(商品PRにかなり創意工夫が・・・)
・政治家
というところまであって、
この切り口に対して、一般化と具体化を繰り返すと、かなり面白い活用用途が見出せるだろうと、直感的に思いました。
特に、ふられた人、は、メンタル的な癒しを、創造的に思考を紡ぎ出すことで緩和する効果をもとめる、自分の世界ガタリ、といったテイストの道具、という方向もあるかと思いました。
受刑者の方、というのは、まったく想定になかったのですが、長い期間、考える時間のある環境に拘束される方、という一般化をおこなうと、そこから、かなり面白い具体化が見えそうです。たとえば、肯定的に拘束された環境としては、クルーザーの船旅、があります。そこで、よる将棋やチェスをする選択肢の一つに、お話創りをするための道具、として、設計してみる、というのもありそうです。(すごくニッチですが)
政治家の方といえば、講和はとても訓練されてうまい方が多いわけですが、そういう「人前で頻繁に話す人」がなにか、「話しのモチーフを毎朝決める」ために使う道具(おみくじに近いテイスト、というべきでしょうか)として、設計するのもありかもしれません。
すこし、じっくりと、3用途ぐらいに絞り込んで、製品クオリティーのプロトタイプを作ってみたいと思います。