33駅の各駅停車の夜(いわき―仙台)
銀河鉄道の夜。なら、ジョバンニとカンパネルラ、ですが、私はいま、いわき(福島県の海側)から、仙台まで、鈍行列車で北上中です。33駅!を各駅停車でずっと行きます。大体2.5時間。
普段、めったに在来線の列車に乗らない私にとって、新鮮な体験です。(年間のほとんどは、電車=東北新幹線・東海道新幹線なので、仙台地域の在来線は未体験だったんです。在来線に乗るのは、東京とか大阪とか札幌とか、ですね、よく考えると。)
仙台まで、あと、30分といういま、亘(わたり、宮城県の南部)駅につきました。
東北の路線は夜は真っ暗ですね。
銀河鉄道の夜、と書きだしたのは、ふと眼をやった車窓が、そうみえたんです。暗い中にわずかに光る街頭。もしや宮沢賢治の見た風景とはこういうものだったのかもしれません。風情、であるのかもしれませんね、こういう時間も。
いわきのプロデューサ候補の方々と、お酒を交えて、志したことを語り合う夜でした。皆さん、ありがとうございました!