高い目線や高い志しの人の効能
ホンダのあるベテラン・エンジニアさんはかつておっしゃいました。
人間が大きな力を出せるのは、「怒りの感情」か「高い志し」だ。
長い時間にわたって、出せるのは、後者しかない。
人間、大きな力を長い時間だそうとしたらその活動の心臓部(エンジン)は、「大志」なのかな、と思ったのでした。
今日は、西日本の某・優良企業に務めている方からメール(のお返事)を頂きました。実は、ブレスターの初版(今、ブレスターは、第5版です)をかってくださったお客さんで、それ以来、長い時をこえてのお付き合いをさせてもらっています。アイデア・ワークを実施する機会もいただいたこともあります。その方の文章はいつも、どこか目線が高くて(でも、あからさまにはそうは表現しない奥ゆかしき文化をおもちで)、読んでいていつも、力をもらえるのでした。
それから、PHPグループの方からもメールを先程もらいました。今、あるお仕事でやり取りしている方です。彼らの商品で有る「記事」の質は「これがプロの仕事というものか・・・」と、その感嘆するほどの仕事されるのですが、メールの添え書き的なコメントも、とても高い志しが行間にかおる、というものでした。メールをもらう度に、すがすがしくなる。そんなメールです。
文章というのは、記号とその配列パターンで構成されたものであって、手書きでもない電子メールはなおさら、情報量がすくないのですが、そういうものにも、しっかりと、「相手の心の温度をぐっと上げる」ような何かを、のせてくる。『未来に明るいものがあると思わせる』そういう文章って、ありますね。
高い目線や高い志しの人の効能、それは、接する人を、不思議と温めること。
彼らは、近くにいると、周囲を暖める「メンタル的な遠赤外線」みたいな人なのだなぁと、私の中での心象風景には、ふと、うつりました。