【大阪版】新しい防災アイテムのアイデア(ダウンロードできます)
今週3月2日に、大阪市立工業研究所で実施した”TRIZとアイデア発想法”セミナーで皆さんからお預かりしたアイデアシートをここにアップします。
補足1:このパートで使った発想技法は「ブレイン・ライティング」といいます。
補足2:使ったシートは「ブレイン・ライティング・シート2」といいます。
ダウンロード
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参加者の皆さんはご自由にダウンロードして、資料としてお使いください。
なお、シートはいくつかに分かれていますがひとつだけ、資料として保管される場合は、1つ目のファイルが、おすすめです。(これは、星が3個以上の物だけをあつめたものです。)
【大阪版】新しい防災アイテムのアイデア集(18枚)_星3個以上
【大阪版】新しい防災アイテムのアイデア集(74枚)_星2個
【大阪版】新しい防災アイテムのアイデア集(185枚)_星1個
【大阪版】新しい防災アイテムのアイデア集(393枚)_星なし
少しだけ、分布などを分析
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今回、参加者総数は60~70名と思われます。そのうち、46名の方がシートを手供してくださいました。
1シート=18枚のカードなので
⇒ 46*18=828枚のカード、が集まりました。
1)記入率 81%
未記入もしくは書き損じとなったカードは、158枚(19%)でした。
本来3分インターバルのところ、2分インターバルと、急いだため
必ずしも3つかけなくても結構です、としたのですが、それでも
8割以上の記入率となったのは意外でした。(なお、先日の宮城での実施では、インターバルを1分~1.5分としたところ、71%の記入率でした。)
なお、1行目~6行目の未記入カードはこうなっています。
1行目=11
2行目=2
3行目=28
4行目=45
5行目=38
6行目=34
(単位=枚、数には、完全なブランクだけでなく書き損じを含む。)
興味深いのは、1行目より2行目のほうが、記入率が下がったこと。そして、4行目まで増えてゆき5,6行目と記入率はあがったこと。
つまり4行目のあたりが、かけなくなるピークがやってきて
それを乗り越えるとかけるようになる、という傾向が
総体から見えました。
2)星ごとのカード枚数割合
星3つ以上のカード=18枚(ブランクを含む全カードの2%)
星2つのカード=74枚( 〃 9%)
星1つのカード=185枚( 〃 22%)
星なしのカード=393枚( 〃 47%)
今回は、星の多さは目安、と考えてください。
今回は、6人チーム~3人チームまであり、
かつハイライト法を時間の都合で途中で(4回で)やめているので
完全な割合構成になっていません。
ただ、一定の傾向は見えるでしょう。
プラスアルファ
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星のないもの(393枚)の中にも、なかなか面白いコンセプトがありました。また、星の多いものの中には、技術的にすぐできるものもあって興味深いです。
ものづくり系の中小企業さん、中堅企業さんで、自社の技術と設備を生かして、新商品を企画してみよう、というときには、ぜひブレインライティングをしてみてください。2チーム12人ぐらいで30分だせば、それだけで216個のアイデアが出ます。ハイライト法(星を着けるワーク)で、評価するとその中の4%ぐらいはスターアイデアになります。つまり8~9個。それを吟味にしていくことで、優れた開発ねたリストができるでしょう。
あるいは、掲載したアイデアリストを印刷してチームで検討するだけでも、けっこう、優れたコンセプトを得られるかもしれません。
試作が社内でできる企業さんならば、実際にコンセプト品を作ることは比較的容易かとおもいます。もし面白いものができたらぜひお知らせください。差し支えなければこのブログからご紹介します。
参考、この新しい防災アイテムのアイデアは、宮城実施版もあります。ご興味あれば、そちらもご参照ください。
宮城版はこちら