オリジナルのカードケースを一番いいところに
ある方に、オリジナルの皮のカードケースを手作りしていただきました!有難うございます。
(お名前を出していいのか分からないので、ぼかしていますが、差し支えなければ、よかったら、出させてください。)
1~3枚だけ、カードをいれる。そういうコンセプトのカードケースです。
手触りもぐっと持ったときの感触に腰がありつつも丁寧な仕事がなされていて、断面はきれいにそろえ、なんというのか、特殊な釉薬のようなもので仕上げられています。また、ただ淵を縫っただけにみえて、多分、縫いとめられている部分にはサンドイッチのように薄い皮が一枚、かませてあるようです。このカードケースの上を丹念に触ってみると、その部分に少しだけの厚みがわずかにつけられていました。仕事が実に良く考えられています。これがないと、カードを入れていくときに、せってしまい、おくまで入らないでしょう。また、クレジットカードのように厚みのある物を入れると形がはれて崩れるでしょう。
そういう部分もあり、さらには、カードを引き出すときに、親指のはらが7割がたカードをつまめるように緩やかなカーブラインがつけられています。それでいて、ケースとしての強度に影響が無い。実にかんがえられたつくりになっています。
このカードケース、どう使おうか、といただいてから1週間、いろんなことを試していました。そして「どうしたらこのケースを、一番いいところにいつも置いておけるだろう」と考えました。
その結果、こういう使い方に行き当たりました。
「ToDoカード」の「専用ケース」

Todoのカード(厚めの情報カード)を1枚だけいれるカードケース、として、です。
いつも小さいペンと一緒に胸のポケット、机上の右脇、においておく、という使い方をしています。
私は情報カードをたくさん使うのですが、ToDoもアイデアも気づきメモもまざって、後でTodoを失念してしまうことがありました。月末のカード整理デイになってはじめて、はっとすることも。
このカードケースをつかって「ToDoカード」をもっておくと、カード1枚がとても存在感を持ちます。胸ポケットに入れておいても何かまぎれて(たとえば切符とかふいにもらった領収書とか)あとでごっそりどこかへ移してしまう、ということがありません。
私が丁度、電車に乗るときに、切符をフロシキシキ(クリエイティブなデザインのカードケース)に入れておくのと似ています。中に入っているものがとても、大事だよ、いつもここにあるよ、と訴えかけてくる、そういうものであるべきだと。
裸のままだと、机の上に出したときに他のものにまぎれてしまってしまいますが、このカードケースに入っていると、確実に、席を立つときに胸ポケットに入れます。
小さいペンも一緒にもっておいて、いつでも出して、Todoメモの更新をしています。
Todoカードの専用のケース。
もしかしたら、作ってくださった方はもっと、優雅な使い方を想定しておられたのかもしれません。しかし、今の私にはこれが一番、このカードケースを良く使う方法に思えました。そしていつも視界の右脇にあるので、物として眺められますし。(大体、そこにはこれまで、iPod touchがありました。今は、並んでます。
この作品を見ながら「オリジナル一点物、のツール作りってのもの、実際のところ、ありだな…」とおもうのでした。