宵のクリアブルー

昨晩から今朝までフェリーで移動していました。夕暮れの終わったころ、甲板に上がると、とてもきれいな青い空間が満ちていて、一枚取りました。無骨で頑丈そうなライトから放たれる暖かいライトが、なんとも美しくてしばらく眺めていました。
船の調度品は、無骨でいながらどこかアート。緊急時のなにかのつまったマシーンさえも、どことなくきれいなフォルムに包まれています。そういえば、20代の就職活動のころ、マリンレジャーにとても興味をもっていて、「いつか、Costa del Solのようなマリンリゾートをつくるぞ」と本気で考えていたことを思い出しました。自分で理想の港を設計して、ジェットバイクや家族で一日過ごせるマリンリゾートを運営して、楽しく暮らそう、と考えていたものです。今思うと、やりたいことをして生きていこう、という無茶な人生設計はあまり変わっていない。そんな気がします。