東北大マスピーにて、新しいアイデアワークショップをテスト。
7月9日、TRUNKで東北大マスピーのメンバーに、新しいワークショップを体験してもらいました。

内容は結構盛りだくさん。人数を6人に絞ることで、臨機応変に調整をしながら、いろんなコンテンツを試してみました。
1)ゲーム要素パターン(要素カード・セット)
道具をつかってチームに分かれてのゲーム案発想。
プレゼンをしてもらいました。
その様子を掲載します。
2)はちのすボードワーク
テーマ「中国からの観光客向けの仙台のお土産の新商品」
まず、何もツールなしに5分発想して、出しつくすところまでだしました。
次に、はちのすボードを使って10分発想、発想しました。
人数:5名
結果は、
白紙・・・平均15個
はちのすボード・・・平均19個
(補足:時間的には後半のほうが長いとは言え、前半で出し尽くすところまで出しているので、単に白紙2枚目を渡して10分トライしてもらっても更に19個もではしなかったとおもわれます。)
内容的にどう違いが出たかは、現在分析中ですが、白紙の方は、一言表現でよくあるものが多いのに対して、はちのすボードの法は、具体的な修飾語をともなったものであるものがおおいのが特徴として見いだされました。
他、ワークショップとしては、以下の事を行いました。
「6つのサーチライト」で「Sendai Fun List」を作ろうというワーク。
「お話し作りカード」で発想する方法。
「学習パターン」冊子を紹介。
「パタンランゲージ」概念とカード化したツール(非公開)を紹介。
東北大マスピーの皆さん、有難うございました。
今回も大変良いデータが取れました。
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前回の東北大マスピーでのアイデアワークショップ(試作版)の後、リーダの学生さんから感想文をいただきました。ここに掲載します。うれしい言葉ばかりでありがたいのですが、彼らにとってOBである私への配慮もあってよい表現で感想を述べてくれたと思います。喜んでもらえた事実は励みに、しかし、それに甘んじることなくもっと良いものを提供していきたいと思います。
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◆本編について
・石井さんの話題のネタの豊富さに脱帽。ときどきはさむギャグもいい。やはり本家はひとあじ違う。
・石井さんの、小さなアイデアから大きなものへと成長させる話術に驚きました。
・アイディア創出一般について、「インモラル」を許容するという考えは今までの自分にはないもので、新鮮だった。
・スキーマの体験をやって自分がどれだけベタな人間か思い知った。と同時に石井さんのワークショップに参加する意義を強く感じた。(余力)
・エクスカーションをはじめてやりましたが、一人ブレストにも使いやすいと思いました。(余力)
◆Speedstorming
・初顔合わせだと、お互いの緊張感がブレストの発想の邪魔になるかも。記憶に頼ってあとで思い返すのがいい。質の高いアイデアが残る。
・違う人のよいアイデアを改変でき、そこからアイデアを生み出せる。ただ、そこに固執してしまう場合もあるので注意が必要。(オガサワラ)
・5分間だと最初のほうに印象に残った物が忘れてしまう場合があるのでメモは持っていたほうがよい(オガサワラ)
・5分間の3~4セット目は初顔合わせでも、周りの賑やかな雰囲気に押されて自然に話すことができたと思う。むしろ話を続けようと、どんどん言葉(アイデア)を発するので良い手法だと思う。(サトウ)
◆孫正義氏の発想法「3カード法」
・カードは、他人の書いたものを使ったほうが面白く感じた
->使い終わったカードは、机の真ん中に戻すと回転率UP
・カードに書く言葉は、短く、本質的な一言にしたほうが、アイデアが広がるような
・思いつくのが難しい組み合わせのときは、無理に思いつこうとせず、すぐに次の組み合わせを試したほうがいいかも
->ゲーム感覚でできると楽しい。30秒考えて無理なら次! みたいな
->同意。ひとつの組み合わせに固執するのは効率が悪いと思います。(サトウ)
・既知の情報の組み合わせを変えることから新しいモノを生み出す、ということを経験できる最も手ごろな手法ではないかと思った。(水口)
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皆さん、有難うございました。石井力重