「一年の1%」は「2.5日」
ビジネスの観点で見ると、一年という時間はどれくらいになるか。このことをはっきりと意識することで時間の有効活用が促進される気がします。
一年間は、52週で構成されています。年末年始の1週間と、お盆の一週間は是非とりたいもの。そう考えると、一年間の営業できる期間は、『50週』です。一週間は、月曜日から金曜日までの5日で構成されていますので、一年間は、50週*5日=『250日』です。
一年間の1%というのは、その1/100、すなわち『2.5日』です。
『2.5日』というのは半端な気がします。でもよく考えるとこれは、『月曜+火曜+水曜(午前)』という時間です。あるいは『水曜(午後)+木曜+金曜』という時間です。
この2.5日の時間感覚があると、一年が過ぎていく感覚がよくわかります。
4月の第一週が1%目、2%目です。今年の四月はちょうど4週間でした。なので、4月が終わった時点では、8%が経過しました。GWのある5月第一週は、休日の谷間のわずかな営業日しかありませんが、それでも一年の2%は過ぎるわけです。GWが終わった時点ですでに10%目が終わったことになります。つまりGWが終わった段階で、一年の一割がすでに過ぎたことになります。
2.5日単位で期間を考えることの効能は実はいろいろあります。0.5という半端な時間感覚を扱うことで、「一日」というものが「半日*2」であるという感覚が生まれます。つまり、『2.5日=半日*5セット』です。半日でどれくらいの仕事ができるか、あるいは、どれくらいの仕事をしておきたいか、ということを意識することが出来るようになります。仮に、半日で一つ(もしくは二つ)の仕事、とした場合には、1年の1%である2.5日間で、5つ(もしくは10個)の仕事をする計算になります。一年間で500の仕事(1000の仕事)をすることになります。大きな事業を成し遂げるのに必要な仕事数をいくつと見立てるのかによりますが、半日単位でその事業を割り算すればおのずと、年間レベルのスケジュールが可視化できるようになります。
この次は、『一時間の費用』についてもコメントしてみたいと思います。