ほや(海鞘)
東北新幹線では珍しいものが売られています。
ほや。
海鞘と書きますが、「夜を保つ」とかいて、ほや、と読ませることもあると、水産業のかたはいいます。それぐらい、栄養のある食べ物だそうです。
また、五味(ごみ)すべて含まれている、とも、言われます。しょっぱさ、甘さ、苦さ、酸っぱさ、辛さ(ただし、辛さは、どうかな?)の含まれている味は、新鮮なものには、臭さがなく、食べた後に、甘露な名水を飲んだ後のような味がします。
この写真の乾燥のほやは、そんなところまでは期待できませんが、新幹線の中でも手に入るので、東北出張の際には、ぜひ一つ食べてみてはいかがでしょうか。かなり食べやすく味づけされていますので、本来のほやよりも、万人向け。
余談:
ちなみに、これを買ったのは、東京発仙台行きの最終の新幹線でした。
売り子の方に「最終の新幹線の売れ方は何か特徴がありますか?」と聞いてみました。”え?なんでですか”と聞き返されましたが、”ただ、あるのかなぁと思って”と素直に答えました。売り子さんいわく「夜が遅くなるほど、お酒が売れますね」とのこと。なるほど。たしかに、夜遅いほうが、お弁当やジュースが減り、お酒やつまみが多いような気がします、ワゴンに。
このコメントは、誰かにとって、なにか事業機会を感じるなぁとおもいながら、ほやを開けてみていました。
駅の売店では、夜が遅くなったら「お弁当を売り切る」だけに専念していますが「野菜スティック」とか「シャンパン+いちごセット」とか、どうでしょうね。そんな飲み方をする人は電車で飲まないだろうと気もしますが。