最終の新幹線で聞きました
土曜日の夜、東京から仙台に向かう最終新幹線(仙台着、23:47分)の中でとった写真です。
(仙台駅の新幹線改札としては北側の改札口がメイン改札となっていて、タクシーの乗り場もそちらが近いのですが、1号車は、もっとも北側の改札口に遠いのです)
そういう状態だと、一人で貸切なので、グリーン車よりも贅沢ですが、一人で、PCで仕事したり書類を見たりしていると、ちょっと切ない気も。
ちなみに、最終新幹線に乗って移動することが多かったので、いろいろ、特別な情報がないだろうかと探してみました。
「最終の電車ではワゴンの売れ方に何か違いがありますか?」
ワゴンのお姉さんに飲み物をもらうときに、聞いてみました。”え?なんでですか?”と聞き返されますが、”たんに興味で”ということで教えてもらいました。
「遅い時間になるほど、お酒が売れますね。」とのこと。
乗っている人数は遅い時間ほど減ります(ただし週末金曜日の最終は、かなり混みますが)。
最終新幹線に飛び乗るとき、おなか減っていても、売店のお弁当はちょっとしかなく、ほっと一息ついて、お酒も飲んで、いいもの食べたいな、という人には、駅の売店がやや物足りないな、と感じます。
お酒もビール以外に、ちょっといい日本酒+バクライなどのセットでも、一定数売れそうな気がします。
時間がないので、おすすめセットが、いいのかもしれません。乗車時間から、内容を設定して「To 大宮セット」「To 福島セット」「To 仙台セット」。目的地の名前が付いたセットには、自然と目が行くかもしれません。
それから、もう一つ。
「最終の電車で、売店の売れ行きに何か違いはありますか?」
これは大宮駅から仙台への最終新幹線に乗ろうとして、大宮駅の新幹線付近の売店できいたものです。やはり”なぜ、お聞きになるのですか?”と聞かれて、”人に物を伝える仕事をしていて、いろんな社会の動向を知りたいのです”とお伝えして、教えてもらいました。
「遅い時間になるほど、お客さんは、こう(手振りで、右肩下がりを、示す)ですね。・・・・、あと、金曜日の夜だと、遅い時間には、お酒を飲まれた方が結構いらっしゃって、買われていきます。」とのこと。
お土産店舗は遅い時間に、単純に顧客減になってしまうのは仕方ないとして、金曜日は、遅い時間にお酒を飲まれた方が結構来る、としたらその人たちにより効果的に訴求・展開する余地はありそうです。
状況から考えると、週末に新幹線で仙台あたりに戻るお父さんが、金曜日の夜の付き合いを終えて、対してお土産も変えなかった状態で駅に飛び込んで、さあ、新幹線まであと10分。そうだ、何か買っていこう。ということであるのかもしれません。仮説が仮に正しいとするなら、単価の設定、扱いの用意さ、子供や奥さんのニーズに合っていることを醸すPOPなど、企画のし甲斐がありそうです。
また、酒の販売については、扱いの難しさもあるでしょうけれど、「ちょっとよい、ワイン+チーズのセット」なんかもありかもしれません。しごとでくたくたになって、とびのって、ちょっと小腹も減っているけど、お弁当ほどじゃない、という時に、ワゴンからビールとチーズ蒲鉾、ではさみしい。そういうお父さんに、どうでしょうね。
そんなこと、一人、最終新幹線の中で思ったりしていました。