「TRIZ 9windows」新製品を発想する思考の道を追体験する発想手法
TRIZの中に9windows(9画面法)という発想手法があります。9つのマスをつかって効果的に「未来の当たり前」を発想する技術です。
スライド
TRIZ_9windows
この9windowsという技法は、ワークシート的には、3×3の升目を用意するだけでもできるので、マンダラートのように見えますが、本質的には、これはGuided Brainstormingの一種です。みんなで未来製品を構想するときに、この手順で追いかけていくと、非常に力強くたくさんの発想が出ます。
しかも、ぽっと、思いつきで出すのではなく、社会と技術の取り巻く環境を分析的にあげていき、未来の製品を取り巻く環境と使える技術を想起します。ここまでは「思考のおもちゃ」の素材を準備するフェーズ。それで、それら材料を用いたら作り得る製品はなんだろうか。と発想します。
これは、未来の可能性を示唆する良い講演を聞いた後のコーヒーブレイクで見られるような、未来の新製品をめぐるブレストに似た状態を、有為的に引き起こせます。
ある講演に向けて作ったので、9windows部分だけに整えて、スライドを公開します。