【スライド配布】技術から市場を発想する(シーズ→ニーズ変換の簡易ワーク)
シーズ(要素技術)からニーズ(用途・製品アイデア)を発想するための簡易的なワークのスライドを掲載します。
今年最初のワークショップでは、地域の公的なイベントで、エンジニア向けのアイデア創出ワークショップを行います。今日はそのためのワークを設計していました。
今回は、要素技術として優れたものがあるので、それを、どれだけ面白く活用したアイデアが創出できるか、が勝負になります。そういう時に向く良い発想方法として、ここに掲載した発想法を実践することにしました。
この発想技法の根底にあるものは何なのか。
かつて私が独立行政法人のフェローとして、科学技術コーディネータ的なことをしていた時に、トレーニングを受けた様々なモノの中の一つに「シーズニーズ変換」という手法がありますがそのエッセンスをベースにしています。その技法は、アカデミアとビジネスパーソンの言葉が通じない会議の状態から、お互いが共通して議論できる「媒介」となるある概念を発想の中継地とした構造のもった優れた手法です。
それをフルスペックで実施しようとすると結構な複雑さですので、その作業ステップをどんどん削ぎ落し、最後に残る骨組みだけを発想の基本ステップとして、整えたものがこのスライドのワーク内容(発想方法)です。
この発想の本質的な構造を何度かやってみると、技術→商業、シーズ→ニーズ、へと発想していくのに、ワンステップをかますととても発想の幅が広くなることを体感できるでしょう。事業開発をする動きも必要なタイプの技術者には良い思考法だと思います。
この発想の本質的な構造を何度かやってみると、技術→商業、シーズ→ニーズ、へと発想していくのに、ワンステップをかますととても発想の幅が広くなることを体感できるでしょう。事業開発をする動きも必要なタイプの技術者には良い思考法だと思います。
一、二度やってみると、自分ひとりでも再現できるようになるでしょう。社内で自社の保有技術を活かした開発プロジェクトをはじめる時の最初のディスカッションをこのワークから始めるのも着想に広がりが出ていいでしょう。
(より本格的な技法にトライしてみたいという時には、「シーズニーズ変換」で検索してみてください。少し堅い表現が多いかもしれませんが、ち密に進めるための指針が得られます。)