2006.08.06 アイデアの技法 フリップを活用した会議。人の意見に左右されなくなる。『すごい会議』(大橋禅太郎、2005)では、会議において紙に書かせてから発言させることとその効能が言及されています。 これを実際に行ってみると、結構な効果があります。フリップボードを使って会議参加者に2分程度考えてもらって書いてもらいます。それから一斉にクイズ回答者のように前に出してもらい端から説明してもらいます。こうすると直前の人が否定したことや重複することであっても発言がしっかりしやすくなります。どうも人間社会にはそういう特性があるようです。 比較的自由奔放がなじみにくい文化や重たいテーマで会議をしたときに、参加者が多いほど意見がでなくなることがありますが、フリップを用いてみることをぜひ一度試してみてください。 ちなみに、大型文房具店にいけばフリップはしっかりしたものもありますが、そこまでの予算をかけなくてもできます。フリップのデザイン案を添付しておきます。印刷してA4厚紙(いらなくなった紙ファイルなどでも可)にパンチで穴を開けてリングを通せば出来上がります。 会議用フリップ(デザイン案) « 20年先の仙台を創る20人。G-net秋元さん。 プロジェクトマネジメントのお手伝い。 »