体験型自然の教室「 natural science 」を取材してきました。
9月10日。仙台カフェのナビゲータ記事に掲載するために、蒲生干潟で開催される体験教室を取材してきました。開催主体は、フィールドアンドネットワークスさんという、若い起業家で構成される企業です。
本日は10組の家族が参加されて、午前中は「natural science」、午後は「natural art」というイベントを通じて自然と親子のふれあいを存分に楽しんでいました。

(干潟でつかまえた生き物を顕微鏡で観察。興味津々。)
親子で干潟をあちこちほって小さいかにや魚を捕まえます。東北大学の学生さんもイベントの手伝いに来ています。こどもに手を引かれてあちこちつれまわされています。はじめは干潟のあちこちで生き物を捕まえるのに真剣。しだいに顕微鏡で観察をしてみる子供が出てくると、顕微鏡をお父さんが操作して子供に見せてあげる姿も。親御さんがはじめはイスに座っているのですが、顕微鏡は大人にとっても興味深いようで、すっかりそのころには、イスに座っている人はいなくなりました。

(自然のものを使って、アートを楽しみます)
午後は自然のものを使ってアート。貝殻を拾ってきて、色をカラフルに塗って、本物のキャンバスに貼り付けたり、筆で絵を書いたり。野外なので存分に楽しみながら絵がかけます。はみ出しても気にしません。
子供たちの楽しそうな笑顔。そして、心なしかお父さんお母さんたちもリラックスしてゆっくりしているようでした。干潟にいるのが全員参加者なので、多少子供が遠くまで行っても安心していられる。その辺にいる大学生のお手伝いさんがこどもの疑問にこたえてくれている。そういうムードがあるためのようです。
主催者のフィールドアンドネットワークの社長、遠藤理平さんにお話を伺いました。

(写真は、遠藤さん。参加者の子供さんの「どうして?」に答えではなく、「答えを見つけるための方法」を答える。)
彼らの起業した会社は、もっと宮城の塾に元気になってもらうためのもの。そのもっと本質的な理念にむけて、こうした野外活動も企画運営しているようです。前日の夜、彼らの準備作業を観察に行ったのですが、夜遅くまで熱心に子供に楽しんでもらうための道具を製作していました。経費的にはきっと赤字であろうとおもわれますが、彼らのそのまなざしには明日の社会を背負ってたつ子供たちの笑顔に、代え難いものをみているようでした。