事業アイデアのコンサルティングのお仕事。
事業アイデアの相談にいらっしゃる起業家さんの相談相手をする、という仕事が最近増えてきました。起業家の集まりが各所でありますがそこで出会った方や、私が起業家の勉強会でお話しする事業構想の手法をお聞きになった方々です。
今日は、ある意味、プロの個人、というタイプの事業をしている起業家さんがおいでになりました。2時間ちょっと、お話を伺います。

初回はご相談の背景や全体的にどんな事実があるのかうかがいます。A2という大きなサイズのボードに「自分について、周囲やライバルについて、思いや事実を」うかがったままに書き留めていきます。
(余談:A3のカードケースをつなげ、A2のホワイトボードにする、というアイデアは、この方のアイデアです。私は、ブレスターやその他のツールの開発において、発想を膨らますときに、この方のサイトはすごく見ています。ライフハックとか、GTDの知的なアナログツールが好きな方にはオススメです。)
ちなみに、スケッチブックでこのヒアリングをしていたときよりも、ホワイトボード(机に平置き)の方が、筆が進みます。ホワイトボードが持つ「仮置き」テイストって、アイデアのような、まだ輪郭を持っていないものを受け止めるのに大事なのです。
その後に、基本的な事業化戦略のお話を私から喋ります。「新しい事業を始めるときに、まず考えるべきこと」について、4つの箱を書きながら説明します。その周辺にある要素も相手の受け取り体制に応じて付加します。
まずファーストミーティングとしては、ここまで。その中でざっとよさそうな芽を感じる方向性について、相談者とディスカッション、というか雑談交じりに拡げます。ここは、発散のフェーズなので、批判なし。懸念事項の列挙は絞るときの行動なので一切しません。それよりも可能性を広げるために、ネガティブな判断は一時遅延、です。ブレストの原点。
なお、この後は、事業アイデアを私がいくつか生成します。それを、相談者に提示し、増えた選択肢の中から絞っていく作業がセカンドミーティングです。
(サード以降は、多様です。)
事業アイデアのコンサルティングの仕事。地域に挑戦する人や組織が次々と生まれてくるトリガーとしての重要な仕事と思い、一つ一つ丁寧に対応しています。ハイテクとか新技術とか、産学連携とか、革新とか、そういったキーワードが縁遠い、と思う方でも、ぜひお気軽にどうぞ。挑戦するあなたをいつでもお待ちしています。