Mebicで行われたKSNのイベントに参加してきました。
大阪駅の近くにあるMebicで開かれたKNS(関西ネットワークシステム)のイベントに参加してきました。産学官の多様な方が次々プレゼンテーションをされました。交流会では、200名近い方が、あちこちでプレゼンの内容やもろもろの話をネタに盛り上がっていました。非常に盛況です、うまくいえませんが、何かを作る、何かを表現する、というマインドがその交流スペースにあふれているようでした。
ここから何かが生まれる、というフレーズがぴったりな感じがしました。
今回は、大阪などでの事業化支援の手法のヒアリングと産学官交流の仕掛け作り、活性化に関する事例観察を目的に来ましたが、私が予想していたよりもはるかに多くのことを得ることができました。
いくつも印象に残る話がありました。詳しくは出張報告などで仙台でもフィードバックしたいと思いますが、ざっと速報的に書いてみます。
印象に残った面白い話は、モノづくりに姿勢をブログで書きづつけた社長さんが署名と「NASAと仕事がしたい」と文末につけていたところ、いろんな話が舞い込んできた、というのは、う~ん、今の時代らしい面白いヒントだとおもいました。また、ある企業さんからは3S活動について。なるほど、どんどん捨てる。4ランクに分けて。それから重複してもっているものを圧縮する、などなど。明日からでも実践できそうなヒントもありました。
また、adobeAIRでのサービスをリリースされているベンチャーの社長さんのシステムの作り方は優れていると思いました。私のチームで「ブレスターAIR」を3月にリリースしましたが、AIRの日本語対応ではメンバーが非常に苦労をしてきました。彼らはAIRのもつ脆弱な部分をうまく回避する使い方で、なるほど、そういう使い方でならAIRのいいところが引き出せるなあと、感心していました。
KNSでは、この地域の企業支援者のかたがたくさんおいでになり、聞きたかったこと、それを超えた話題、示唆もずいぶんいただきました。
扇町インキュベーションプラザ(所長 堂野さん)
島屋ビジネス・インキュベータ(所長 農本さん)
大阪産業創造館(ナレッジ・フロンティア 長谷川さん)
他、多くの支援機関の方とも情報交換ができました。
大阪の支援の仕方は、ビジネスプロデューサーとして非常にパワフルです。その活動内容はぜひ仙台でも多くの支援者が身につけておきたいものでした。またそのアプライへの重要なヒントもいただきました。(大阪パワーというか、文化、というか、そういうものも含めてヒントをたくさんいただきました。)
また、200人の総参加者のうち98人がプレゼンする。という状態を作る。これは準備も運営も並大抵ではないですね。聞き手もそうですが。これを飽きさせず、時間を狂わせずに複数の部屋で同時並行する、という運営。これは、プレゼンターが心得て、きちんとまもっていることも大きいですね。また、KNSの中心メンバーが「おい、君のしていること、話してくれよ」と声をかけれて準備してきた、という登壇者の方が何人もいました。場が多様な情報、多様なセクターの人がよくブレンドされていくための、運営者側の仕込みが非常に効果的であると感じました。
これらのことはキチンとまとめて、仙台の皆さんに、別途ご報告たいと思います。
では、最後に。
今日の気づきをさっそく使ってみます。署名に気持ちをつける、ですね。
世界中から尊敬される企業が次々と輩出される社会を、20年かけて作りたい。
志し・情熱ある人と一緒に創る仕事がしたい。
石井力重