大学での研究ミーティング(ツールとしてのブレストを分析する)
先日、私の研究テーマ(創造工学)について、大学院で教授とディスカッションしてきました。その結果、これまでの、初期的なディスカッションを整理する意味でも、一つ論文を書いてみる、ということに。
「ブレインストーミング」を一つの”ツール”ととらえて、そのメカニズムを論じてみようと。
人が道具を使って何かをする、ということをみると、いくつかの重要な要素(や項目)があります。
要素同士の階層が違うこともあいまいにしてまず書き出してみます。
2大要素は「ツール」と「プロセス」
それから重要な要素として「成果」(~「目的」)
また、必ず存在する「ユーザ」
「ツール」と「プロセス」は、いろんなディメンションを持っています。それらはシンプルモデル化するなら、何をその重要な項目として採用するべきか。(別途考えます。)
成果を高めるもの。それが、重要なディメンション(項目)となるでしょうか。
既存のツールには、大なり小なり、使い方(プロセス)の習得が必要です。それが少ないほどいいツール。多いものは「使いこなせればいい道具なのだけれど、そこまで達することが大変」な道具です。
この小論文の最終の目的は、「ツール2」について少しでも迫ること。
「ツール2」という概念をあいまいに(まずは)定義したい。
それは、「ツール」に「プロセス」をかなり保持させているもの。
すごく、曖昧かつシンプルにいうと、こんな感じことを、教授とディスカッションしていました。これは、ブレインストーミング、という具体テーマを主題にしていますが、広く道具一般にとって興味深い議論だと思います。
私の研究は、他にする人がいないようなことばっかりするので、いつも、その研究内容は公開しています。(楽天ブログ時代は、ブログを研究メモとして使っていました。)論文を書くことで、分析的に考え、意味性を発見することで、面白い知見を見つけることができるかもしれません。ブレストの実際については、自分の中にいっぱいありますが、それを学術的な光で透かして見れば、何が新たに見えてくるのか。これも本気で取り組んでみたいと思います。