それはいつも最悪のタイミングでやってくる
商社にいたころの話で、時々思い出すことがあるんです。
ものすごい時間に追われている時に限って、ふっと、いいアイデアが閃くんです。でも、ほんとに時間がないので、それは後でメモするからいいや、と作業を続けるわけですが、そのあとの膨大な作業や考え事の終わるころには、アイデアを思いついたことすら忘れています。あるいは、何か思いついたことがあったのだが…。と。
同じ状況になった時に、時々、それをまた思い出す(再度、アイデアがひらめく)ことがありました。だんだん、そういう経験をしていくうちに
「そうだ、これ、今書きとめないと、捕まえられないんだ」
と認知できるようになりました。
結局、その瞬間、メモ帳に書きとめるようになりました。
後でそれを見返しておもったのが『優れたアイデアは、いつも、最悪のタイミングでやってくる』と。メモがない、メモする時間がない、そういうときにアイデアは良いものが来る。だから、そこでぐっとがんばって瞬発力でアイデアをキャッチしておかないといけないとも。
たしか、似た言葉があります。
最良のチャンスは最悪のタイミングでやってくる。
うろ覚えですが、えてしてそういうものかもしれませんね。
補足:
鮮度があります、アイデアには。
すぐに書かないで、電車に乗ってからかこう、とおもって、いざかきだすと、あれ?さっきは魅力的にみえたのに、色あせて見える。ということがあります。冷静になったから?それもあります。でもそうじゃないような気もします。アイデアは、とんがった存在、エッジの利いた存在として、うまれます。時間とともに、とんがりは飼いならされて、各方面に配慮したマイルドなアイデアになります。ほとんど、今あるものとかわらないよね、それ。ということに。
きちんと机に向って、アイデアを書きしたためよう、なんておもったころには、飼いならされている。だから、アイデアが瞬発力でかきとめておく。
時間で色あせていくというのは、とんがりがこすれて取れていく、んだとおもいます。