死蔵していた辞書に第二の輝きを
ScanSnapで、高校時代からずっと死蔵していた和英辞典や慣用句辞書を、電子化しました。
初めは小ぶりの辞書、それでも400ページありましたが、スキャンしてみると、なかなかいい調子で電子化できました。
そして、高校で手にする一般的な厚さの辞書。ページ数は1600強です。だいたい辞書というのは4~5センチ厚で1600ページ構成なのかもしれません。
それを裁断して、スキャンしています。これは400ページのものにくらべて格段に苦労しました。まず、裁断がうまくいっていないところがあって、のりが落ちていませんでした。なので、のりを外す作業をすべてのブロックで行う必要がありました。また、紙がうすいので、ジャムってしまいがちで、一度に投入する量をおさえて、ガイドも正確に当てるようにしました。
その結果、別のことをしながら、大体1時間くらいで、読み込み完了。ときどき手を貸すだけなので、時間は実際には10分程度の実働でしょうか。
この辞書をOCRでテキスト化します。そして、「本棚」とかいたポータブルのHDDに入れます。あとは、英文や和文を検索するような時には、ネットをみるかわりに、そのHDDを対象にして、Acrobatで検索をかければ、ネットにないような質の言葉探しが可能です。
デジタルの方が便利で、使わなくなって死蔵していた辞書が、高校生のあの時につかっていた「机の上の主役級」の輝きをまた、とりもどしました。
物体としては、リサイクルに回りますが、資源としてそれはそれで第二の人生を生きるでしょう。
死蔵していた辞書が私は20冊以上ありました。いろんな専門分野にいたため、使う頻度の少ない辞書が様々ありました。
一例を挙げると
・理化学辞典
・和英辞典
・国語辞典
・慣用句辞典
・ドイツ語辞典
・物理学辞典
・自動車競技のルールブックなど
一年に3回以上手に取らない状態になっている辞書は、かなり本棚をあっぱくします。しかし、辞書はそうそう捨てられません。そういう価値観をかつての先生方からもらっているのかもしれませんが。
モノとしての活用が、破壊がまず最初に来るため、ちょっと抵抗がありますが、こうした活用もなかなかよいです。出張先にすべての辞書を連れて行ける、というのも大きいですね。