村井知事にお会いしました。(宮城の防災を考えるシンポジウム)
2月4日に宮城大学で行われた防災のシンポジウムを見学してきました。パネラーは村井知事ほか、宮城大、東北大、兵庫大の先生方。速記メモを取りました。 速記メモ
防災への備え、減災の考え方など、大変勉強になりました。特に、いまさらながら、深く認識したのですが、村井知事の発表によると、宮城県地震は「平均37年おき」に発生して、その規模は「M7~8」です。「最短26年」で発生しています。そして「前回の1978年から27年」をすぎているとのことです。その意味では今地震が起こる可能性は十分にある時期なのだと実感をしました。
また、兵庫大学の先生のご発表によると、大きな地震で災害にあった地域でのその後の備えは発生前に比べて何倍も増えた一方で、未だになにも備えていない人が結構な割合でいるそうです。人間は災害にあう直前までは行動しにくい、という特性があるというのはある種人間の頭脳が直感の危機意識を鈍らせているかもしれませんね。また防災袋に心を癒すものを入れておくべし、というお話もありました。長引く震災後を生き抜くために、精神衛生を健全に保つために確かに必要だと思いました。
閉会後、ホールで防災用品を見学する村井知事に短い時間ですがご挨拶できました。壇上でお見かけするのと変わりなく丁寧で明朗なお人柄を感じました。新しい知事による新しい宮城県にぜひ期待したいですね。市民県民としてもよりよい地域づくりに貢献したいものです。
【アイデア】防災に備えて必要なモノを家の中に備えておくだけじゃなく、ある種の防災に関連したビジネス、というのもありえるかもしれませんね。日常生活の余剰品(特に衣類や寝具)を貸し倉庫に預かっておいて災害時に近くまで配送する。配送されてくる梱包が小さな3畳くらいの屋内用の簡易住居空間になる。といったビジネスです。体育館など避難所での生活も長期になればプライベート面の確保が重要性を増していきますから。