中堅層とトップ層のためのアイデアワークショップ
今日は、ある組織で、アイデアワークショップを二回します。
一度目は、中堅リーダに向けて、組織の創造能力を活用する具体手法を提供します。
スライドをここに掲載します。以下のリンクをクリックしてください。
20091109_ideaworkshop.pdf
講師と主催者用のページ(時間進行の黒ページ)もあえて載せています。
こんな感じのスライドを、原案段階から、主催者さんとやりとりします、というサンプル、としてご覧ください。
二度目は、その組織の全エリアのトップ層の集まりで、です。創造能力を引き出す手法を、顧客との接点である中堅リーダがたが学ぶことへの理解を目的として、トップ層も体験する、というものです。
参加者全員がトップの方々、というのは、アイデアワークショップとしては、これまた違った難しさがあります。組織のトップというのは、革新も求めつつも、大きな組織のかじ取り役として、リスクの見極めや新しい可能性への慎重な見極めも必要であり、創造能力と判断能力の両方に長けていないといけないわけで、両方とも、すでに自身の中に独自の長年のスタイルを持っています。このクラス専用のワークショップはこれまでに、2度ほど、経験があります。あるデザイン団体と、ある地方の木工製品の産業団体で、です。どちらも、鋭い洞察を持った方々でした。エモーショナルな部分も大事にしつつ、ロジックや実績的効果という部分での丁寧な説明も、知識受容性の重要なファクターであったと今は思います。
普段は、あまり、その手法がどういった成功事例をもたらしたのかといったことは重点を当てないのですが、学習の効果を高めるには、そうしたことも適切に織り交ぜながら、車の両輪(エモーショナルや直感の部分と、データと分析の部分)をバランスしてみようとおもいます。
理論面もしゃべりたいのですが、普段は、オーディエンスのニーズを考えてあまり喋りません。今回は、むしろ、その点を適切に、提供していこうと思います。
多分、私の父親くらいの年齢の方もいらっしゃると思います。若造が何を言う、と、思われないだろうか、とやはり心配しなくもないのですが、その「人からよく思われたい」は、自分向きのベクトルです。講演やプレゼンにおいて、私が最も大事にするべきだと考えることは「相手がもっとも受け取れりやすく、知識を渡し続けていくこと」であり意識すべきは「相手の耳」である、と信じています。相手の耳に、するすると知識が届けられて、はいっていく、その心象イメージを達成する為に、講師がいて、しゃべるコンテンツがあります。
滅私。
自分がどう思われるかを、考えることに気を使うなかれ、とおもうのです。(もちろん、身だしなみや言葉遣いを、おざなりする、というわけじぇなく、むしろ、相手へのマナーを重視するのは大事です。)
『聞いて下さる方が、将来にチャレンジの時に、ちょっとでも役に立つ知識を、1つでも多く、具体的に、渡すには。』
そこに、意識を持っていくならば、自分、という存在には自然と意識を集中しなくなる、と思うんです。
「教育に最も大切なことは、初めに本物を与えること」
教育に対する石井哲学です。私が本物と呼べる講義・ワークショップを提供できるのかは、わかりませんが、そういうものを提供したいと心から思ってその場に臨み、目の前に来る人を本気で愛すし知識を提供する講義でありたい、とおもいます。
明日も精一杯、心をこめて、やります!
(クライアントやパートナーの皆様へ、11月9日は、早朝から夜まで、ずっと、恐縮ですが電話に出られません。お急ぎでしたら、夜でもよろしければ、折り返したり、メールのお返事をお送りします。何卒よろしくお願いします。)