パワーポイントのつくり方の変化(私の場合)
パワーポイントは、大学院の修論発表(99年3月)、商社にいた99年~04年、それ以降も、ずっとつかっています。
私が最もよく使えるソフトは、たぶん、パワーポイントだとおもいます。(ちなみに、パワポ、という言葉が使われるようになる前の時代なので、パワポ、という表現に個人的には違和感が…)。
私がデザインの作成を依頼するときに、簡単な作画をして渡す際にも、基本的にパワーポイントで作っているぐらい、このソフトに慣れ親しんでいます。
プレゼンや講演をする時の資料は、年々、山を下るように、どんどん、シンプルなものになっていきました。
アニメーション
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使わなくなりました。
これは、どんなPC環境でもプレゼンをできるようにするためです。
ときどき、講演で、会場に行くと、他の方がクリックをする、というケースが有ります。アニメーションのタイミング、人にサイン出すのは、感覚的にずれてしまいます。
また、アニメーションが幾つ設定されているのかわからない、ということで流れが悪くなってしまうのを防ぐ意味で、アニメーションは基本的に「めくり」にしています。
情報番組で、シールを剥がすアレです。そしてシールの上に1,2,3という数字を書いて置きます。あと何クリックでそこをはがすのか、わかるよう。
また、PPTファイルのPC環境のチガによる崩れ。これに備えて、かならずPDF化したものも作成します。アニメーションはのぞむべくもなし。ただし、紙芝居として、シールめくりの回数分、ページを作るような形でのアニメーション表現を作ることもあります。
色
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文字、オートシェープの色合いは、どんどん、モノトーンになりました。どうしても注目を引きたいものだけ、赤1点。
とはいえ、まったくつかわないわけではなく、ブレスターの4カラーと、あとは、茶、グレー、紫、をくわえて、多色もつくります。
余談ですが、ミッフィーの色は、基本、4カラーでかかれているそうです。のちに、茶とグレーが加わったそうです。それにちかい。表現を、とおこがましくも思っています。
文字フォント
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多種多様なものを使っていましたが、いまは、基本はメイリオ、必要があれば、異なるフォントもとりまぜて、というぐらいにしています。英字はTahomaです。
すこしまえは、HGPゴシックMとヒラギノの太フォントを基本にしていました。HGPゴシックMはたくさん入るし、すっきりしている、という特長があります。ただし、小さい文字のつぶれ耐性はメイリオのほうが上っぽいです。
動画
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スライド内への貼付けはやめました。
「あれ、うごかない。」そのあげく、リンク先を直接開いて再生、そんなシーン、は山ほどみかけました(Windows7ぐらいになると、だいぶ違うのかもしれませんが)。
プレゼン中の不安定要因を最小化するため、張り付けないで、メディアプレーヤーを立ち上げて再生するようにしています。
…どれも、どんどん、減らす傾向にありました。パワーポイントは使い始め、アニメーションとかにえらくこってみちゃうわけですが、飽和の後は減らす方向にいくきがします。(TRIZのトレンド、ににた進化トレンドがあります、「トリミング」です。飽和を越えてその先の進化パターン。)
さて、そんななかで、最近、ちょっと、増やす路線、つまり、使い始めた機能があります。
リハーサル機能
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マイクを挿して、プレゼンをする。そのタイミング、その言葉を残す、という機能です。この機能は、むかしから、たまに使っていました。でも頻繁に使い込むような経験もありませんでした。
ここに来て、ぐっと使い始めた理由は、「忙しい自分へのビデオレター」にちかい用途で、です。
講演が続く日があります。しかも、内容が「半分似ていて」「半分違う」というケースがあります。
そういう時には、なまじ似ているので、展開をあやまることがあります。
なので、自分が練習したリハーサルをリハ機能で、流し、聞いて、「なにを言いたかったのか」を自分の声で呼び起こします。
そこには人間の認知特性があります。人間、一番興味が在るのは、「I」つまり自分だ、そうです。話し方教室でならった「吸引トピックのつくり方」にありました。
なので、自分が練習時にしゃべった言葉を聞き直すのは、結構はずかしいですが、それのを乗り越えれば、かなり意識を吸引させるコンテンツのハズです。
それを、一度通して聞けば、自分の当時を思い出せます。