事業開発性を重視する場面では
商社のビジネスメイカーたちは、
どういう視点で、事業開発案に価値を認めるか
1.儲かりそう[=収益性]
━潜在市場は、成長トレンドにある[=成長性]
━高額な値段をお客は受け入れそう[=顧客価値の高さ]
2.他にないベネフィットを提供できそう[=ベネフィットの独自性]
3.すぐ出来そう[=実現スピード]
4.リスクが低そう[=低リスク]
━重大な損害賠償を受ける可能性はなさそう[=安全性]
━失敗した時、回収不可能コストが少なさそう[=トライアルのコスト]
これらでアイデアを評価すると、企業内起業にむくアイデアを選出することができます。
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経営資源の獲得はその気になれば比較的容易な組織の場合、経営資源の観点からアイデアを評価するよりは、ベンチャーキャピタリストの視点に近くなります。しかし、10社に1社のIPO狙い(キャピタルゲイン狙い)とは収益の理屈が違うので、足の速さと大企業的なリスク回避面も重視されます。